最近の仕事・生活の振り返りとクイックルワイパーに関する重大な気づき

雑記

最近の仕事とか生活の進捗、気付きについて簡単に振り返って書いていこうと思います。

仕事

今年初めからフリーランスになったため生活不安から受けられる仕事は全部受けていて、最盛期には最大7案件を同時進行でやっており、今年上半期はそのために死にそうになっていました。これはフリーランスあるあるらしいです。

ただ、最初からもっとセーブしておくべきかというとそうでもないらしく、一度地獄を見ると自分の限界がわかるという効用もあると聞きました。なので、人には迷惑をかけましたが一度地獄を見られたのは良かったかなと思います。浦飯幽助というか、「伊達にあの世は見てねぇぜ!」という感じになることができました。

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教師も手をやく不良の浦飯幽助。ある日子供を助けて事故にあい、幽霊になってし&...

現在、そのうち3つがなんとか無事に完了し、いま持っているのは4つです。これだとまあ人間的な生活は何とかできるなと思います。ただ、勤続疲労もあるので、トミージョン手術を受けたピッチャーのごとく何ヶ月か休みたい気持ちもあり、それに向けていろいろ準備をしています。

生活

最近、仕事をはじめる前に机の上をふきんで拭くというルーティンをしているのですが、机の上がさっぱりしていると気持ちいいです。

あと、そうじや洗濯、作り置き、食洗機を回すなども、ステイホームしているからというのもありますが、わりと習慣化できてきている感じはあります。長い時間がかかりました。

そうじに関してはこんな順番がベストだと思いました。

とりあえずそれっぽくコーヒーを淹れる

そうじは短期間に集中してバッとやるのがいいのですが、終わったあとの褒美が必要なので、あらかじめそうじ開始前にコーヒーを淹れておきます。

窓と玄関のドアを開けて風通しをよくする、換気をする

北側の玄関のドアにキーンのサンダルを挟んで開け放ち、南側のベランダの窓も開けて空気を入れ換えます。ちなみにベランダには網戸がありますが、玄関側にはないのがネックです。あと、トイレの窓と風呂場も開け放ちます。

夏はこれをやると暑いですが、そうじをしているうちに暑くなってきて不快なので、「ダラダラせず早く掃除を終わらせよう」という気になるので良いです。換気をしたあとにクーラーと扇風機を回すと部屋の空気もよく涼しくなって快適です。

掃除機をかける

ダイソンの掃除機を所持しているので、これでゴミを吸います。

クイックルワイパーのまったく新しい活用法

最近気づいたのですが、掃除機でゴミを吸ったあとに、やっぱりぞうきんがけもやったほうが気持ちがいいです。ただ、小学校のそうじの時間みたいに手でぞうきんがけするとなかなか疲れます。

そこでクイックルワイパーを使います。

クイックルワイパーというと、薬局で売ってる乾拭きシートとウェットシートでかけるものだと僕はずっと思っていました。しかし……

このぞうきんを、

クイックルワイパーの下にひいて、

こうやってかませると、

クイックルワイパーを使ってぞうきんがけができるんですね!!! 花王さん的には乾拭きシート、ウェットシートを使ってほしいのだと思いますが、なくなるたびに薬局に買いに行ったりAmazonで入手するのが正直めんどくさかったです。あとゴミが出るのも地球環境的に罪悪感がありましたが、ぞうきんをこうやって使い回すのはSDGs的な気もします。ちなみに僕が昔付き合っていた彼女のお父上は花王の役員だったそうなのですが、すごいいい方だった記憶があります。

価値観

これはどっかでまとめてちゃんと書こうかなと思ったのですが今のうちにざっくり書いておくと、まずこの「にどね研究所」というサイトについて。僕以外の人にも書いてもらってますが、これを大きくしたいとかはないのです。

というのも、「書く」というのは、仕事にするとかお金を稼げるようになるってのはけっこう副次的な要素かなと思っていて、それよりも「自分の考えを、喋りとかではなく文字にしてまとめる」というのは素朴にいいことだと思うんですね。思考が整理されたり、次にやるべきことが浮かんできたり、あとは「自分の物語」みたいなもの=ナラティブをつくるきっかけになるのもいいことだなと思います。書くことによって自力で前に進めるようになる感覚があります。

ツイッターでバラバラと自分の考えを書いたり、何かいまネットで話題のトピックとかにリアクションしているというのは、罠である可能性が高いと思うのです。誰かの提起した話題についていっちょかみして何か意見を言ってアウトプットした気になってしまう。それは全部悪いわけではないけれど、それよりも「自分が何か提起する」とかのほうがアントレプレナー的でありクリエイティブなのかなという気がします。なので、このにどね研究所は、書くことがある友達とかが、書くものを発表できる場所として使ってもらうのがいいかなと思いました。

あと、「お前なんでもっとでかい媒体で書くような営業努力してないねん」とか、「もっと有名な会社とかに行けないの? 行く気ないの?」みたいなことを言われることもあるんですが、まず前者に関しては素朴に、単著とか出してないと自分の論考を載せてもらうというのは難しいです。取材とかゴーストライティングではなく、「自分で執筆したものが本=プロダクトとして世に出ている」という状態があったほうがよくて、そこはたしかにちゃんとやってません。もう30代になってますが、これからやろうかなという感じです。「若くして」とか「世に出る」とかよりも、ゆったりやっててもいいんじゃねーか、それだって反時代的だし、とは思います。

後者に関しては、自分がちゃんと就活しなかったみたいなところと関係しているのですが、権威がそもそも苦手なのです。権威がキライっていうのもそれなりにあるんですが、自分としてはなんかそこそこ有名な会社とかに入って箔つける、年収上げるみたいなことを、もししようとして、仮にそういう会社に入れたとして、僕は絶対に「◯◯社のオレ」みたいないけすかない自意識を持ってしまう自信が、逆にものすごくあるのです。

もちろん、何か有名な会社とかにいても謙虚でいられる凄い人もわりといますが、僕の見ているかぎり多数派は「◯◯社のオレ」みたいな鼻につく感じを無意識に出してしまっているように見えます。そして、それが普通だと思うのです。たしかに謙虚でいられる人、何か箔がついていてもフラットにいろんな人に接することのできる人はいます。でも自分はそういう素養はあんまりないと思います、愚かなので。だから、自分が今よりもっとダメな人にならないように、権威には近づかないほうがいいという、ある種の自衛手段的な感覚です。

そもそも、PLANETSとかもそうでしたし、僕はセックス・ピストルズとかリバティーンズみたいなDIYな感じ、パンク、ブリコラージュ、権威に楯突く、インディペンデントなもの、「こんなん誰でもできそう」みたいに思われるようなもののほうがいいな、と思うのです。一応、人生がひとつしかないと思ったら、食えるとか社会的地位がとかモテがとか家庭がとかよりも、自分にコアな価値観があるならそれを大切に生きる、みたいなのがいいのかなと思っています。

幸運なことにというか、今のところそれでもまだ仕事はありますし、食えなくなってきたら江戸川乱歩みたいに行商とかやってもいいわけですし(今だったらUber Eatsとかもいいですね)、大槻ケンヂの言うように「実家に住む」という手段も自分にはありますし、

サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 (角川文庫)
「ロックバンドにアニソンシンガー、作詞、小説に、コラムニスト、テレビタレン&...

ジョージ・オーウェルみたいに皿洗いとかしながらホームレス同然でパリに住んだっていいわけで、それも長い人生のなかでそういう時期もあっていいのかなと思います。

パリ・ロンドン放浪記 (岩波文庫)
インド帝国の警察官としてビルマに勤務したあとオーウェル(1903-50)は1927年から3年にわたって自らに窮乏生活を課す。その体験をもとにパリ貧民街のさまざまな人間模様やロンドンの浮浪者の世界を描いたのがこのデビュー作である。人間らしさとは何かと生涯問いつづけた作家の出発にふさわしいルポルタージュ文学の傑作。

あと、自分はいま35歳ですが年齢は人が決めるというか、あくまでも人為的なものでしかなく、自分の価値観としては直線的に生きるよりも円環的に生きていたいので、物理的な見た目とか結婚がとか家族がとかそういうのもあるのかもしれないですが、あまり世間の目とかに左右されずに、息を吸うようにできることをしていきたいなと思います。

というわけで、引き続き仕事と生活をひとつひとつやりつつ、楽しくかつ自由にやっていきたいです。

(了)

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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