中野 慧 (Kei Nakano)

雑記

ビーバーに共感する子ども

この間、うちの姪がビーバーの話をしてくれた。「イギリスでビーバーがダム作ってて、そのダムが洪水をひどくさせないのにすごい役に立つんだよ。ビーバー、すごいんだよ」と。 こういう発想、なかなか自分には出てこない。そこで姪はビーバーに共感...
映画

『デューン Part2』超面白かったけど、黄禍論の影すら見えない「帝国」論は問題かも

『デューン Part2』を池袋グランドシネマサンシャインで観てきた。ただただ凄まじかった。 Part1は非常に良くできていたし、ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品もいくつか観てきており、Part2公開されたら観たいと思っていて、ちょうど今日池...
雑記

2023年の確定申告をやってみた感想

3月15日ギリギリにようやく確定申告を終えられた。freeeでなるべく自動化しており、年々慣れてきているので、今年は作業開始から終了まで3時間20分で終えることができた。昨年は4時間半ぐらいかかった気がするので、少し進歩したかもしれない。...
映画

現代の女子高生が戦前にタイムスリップして特攻隊員と恋に落ちる映画

少し前に予告していた『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』についてざっくり書いておきたい。この映画は、リベラルな人のあいだでは見ずに評判が悪い。なぜなら「現代の女子高生がタイムスリップして特攻隊員と恋に落ちる映画」だからだ。荒唐無稽だ...
映画

『夜明けのすべて』を観てきたのでメモ

『夜明けのすべて』を観た(映画『夜明けのすべて』公式サイト)。日常のありふれた光景をさまざまなカットを駆使して映し出すことで、観客も自分たちの生がそれほど思ったよりつまらなくないことにも気づく、そういうコンセプトはいいと思う。自分はこうい...
紀行文

鹿児島の地で「野球と戦後民主主義教育」について考えた

鹿児島に来ている。写真は、鹿児島の繁華街「天文館」のアーケード商店街。鹿児島中心部は非常に栄えている(前回、「次回は映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』について書く」と予告したが、それはまた後日)。 一橋大学の野球部の友達...
雑記

アイデンティティなどなにもない

先週まで久しぶりに久しぶりにちゃんとした編集・ライターっぽいことをしており(いわゆる校了期間というやつだ)、反動でそれが終わってから今週までかなりダラけていた。そうなるとどんどん注意が散漫になり、余計にSNSなどを見てしまって時間がむだに...
映画

新海誠とノーラン作品に関するメモ

三宅香帆さんが「新海誠作品が好きな元彼がいるという文化系女子が非常に多い」という話を(これは前から)していて、Xを見ていて改めて目に止まったので考えたことを書いておく(と、いうか、これに目を取られてしまい無駄に考えて時間を使ってしまってい...
ドラマ

大正期の社会主義者・伊藤野枝を描いたドラマ『風よ あらしよ』(吉高由里子主演)を観た

少し前にNHKで放映された3話完結のドラマ『風よ あらしよ』を観た。主演は吉高由里子、今年の大河『光る君へ』の主演でもある。 この『風よ あらしよ』というドラマは、戦前大正期の社会主義者/アナキストである伊藤野枝の物語である。自分は...
紀行文

たまには野球の話でも。2024年初頭の雑感、ナ・リーグ西地区の「極東地区」化について、サンフランシスコで撮った写真など

たまには野球の話でも書きます。さて、最近はほぼ毎日「今永」「筒香」でニュース検索してます。筒香はサンフランシスコ・ジャイアンツでのマイナー契約&スプリングトレーニング招待選手ということで、順調なら春のオープン戦でがんがん出場するはず。 ...
カルチャー

正月の気怠さを吹き飛ばすにはブリッジと逆立ちが有効説

あけましておめでとうございます。最近、正月と盆は、親族の家のある長野にいます。写真は、白馬のロープウェイに乗ったときのものです。冬に雪深いところにいるのもいいなと思いました。 年末年始は、読書と仕事をしました。12月、体調不良であん...
ビジネス

Podcast(53)イーストウッドが描く「演じさせられる男性性」ーー『硫黄島からの手紙』で描かれた日米の「戦い方(≒働き方?)」の違いとは?

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の最新回を公開しました。 今回のテーマはクリント・イーストウッド監督の2006年の映画『硫黄島からの手紙』です。太平洋戦争のなかで激戦として知られる「硫黄島の戦い」をアメリカ側の...
地理

北海道・旭川の旧第七師団/陸上自衛隊旭川駐屯地に行ってみた

最近ふと思ったのですが、いろんな場所に行ったときにたくさん写真を撮っていて、でも全然公開していないのですよね。もったいないので、ときどき写真入りの絵日記を投稿しようと思います。 今回は、約1年前に旭川に行ったときの写真です。あくまで...
カルチャー

Podcast(52)“ギョーカイ人として新作チェック”はもうやめるべき?コンテンツ疲れを乗り切る具体策をディスカッションしてみた

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の最新回を公開しました。 今回のテーマは、「コンテンツ疲れ」。「情報過多」とも言われる現代の情報環境に、3人はいかにして向き合っているのか? 寝る前のスマホ断ち、“ギョーカイ人”...
映画

Podcast(51)日本のサラリーマンたちは「精神力バトル」を繰り広げていた !?『エブエブ』から脱線して考えるサラリーマンコンテンツの珍妙さ

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の最新回を公開しました。 前回に引き続き、テーマは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(エブエブ)』。作中の1シーンに登場した確定申告にまつわる談義から出発し、日...
カルチャー

Podcast(50)“カンフー“こそが東アジア系のアイデンティティ!? 『エブエブ』の制作構造を読み解いてみる

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の最新回を公開しました。 前回に続き『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(エブエブ)』について語ります。オリエンタリズム的視線に満ちた本作ですが、そこに散りばめら...
(Do) Sports

来るべき時に備えて体力をつける――「根性論2.0」という思想について(おまけ:『ゴジラ-1.0』感想)

最近毎日運動をしていて、昨日で連続32日目になりました。やっている運動は、主に自重トレ、ランニングなどです。以前Podcast上でランニングに異を唱えたりしましたが、最近は素朴にやっています。 運動がいいなと思うのは、冬だと素朴にカ...
カルチャー

Podcast(49)「移民と労働」をどう捉えるべきか? 東アジア系移民を描くアカデミー受賞作『エブエブ』から考える

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の最新回を公開しました。 2023年アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞などを受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(エブエブ)』。東アジア系移民の生活...
アイデア

インプットなくしてアウトプットなし

今日はただの日記です。 ここ何週間か休んだ日がなく心身が疲れていたため、今日は午前中11頃まで寝て家でブランチにし、昼過ぎからカフェで少し事務処理仕事とタスクの整理をして、17時頃に夕食を済ませて帰宅し本を読んでいた。執筆仕事(これ...
マーケティング

Podcast(48)「推し活」ブームへのモヤモヤ、深刻化する「広告公害」……現代のコンテンツ疲れについて考えてみた

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の最新回を公開しました。 今回のテーマは「コンテンツ疲れ」です。「推し活」ブーム、街中で増殖し続ける広告、止まらないアテンション・エコノミー……等々、この世界に氾濫するコンテンツ...
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