年賀状に関する反省の弁を述べさせていただきます

お知らせ

前略

改めてあけましておめでとうございます。

今回は年賀状に関する反省の弁を述べさせていただきます。

過去10年ほど、私は人からいただいた年賀状にお返事を送ってきませんでした。

というのも20代当時はナイフのように尖っており、「年賀状などは前近代日本ムラ社会の悪習である」「日本郵便のお金儲けの手段に過ぎず、一企業を儲けさせるための文化慣習に従うのは資本主義社会への阿諛追従である」などと考えておりました。

しかし今回、それでもいただく年賀状に返信しないということを続けるのは、送ってくださった方への非礼でもあり、LINEやSNSなどコミュニケーション手段が発達した現在にあって、手書きで短い文章を寄せていただくと、LINEなどでの会話よりもあたたかな気持ちを感じました。

また最近、社会史や文化史などを勉強していると、「当時の人の思い」に関しては、やはり手紙というものが一番、よく考えられた文章になっており、短い言葉のなかにも相手へのあたたかな配慮などが感じられ、これもとてもいいものなのではないか、と感じるようになりました。

これまでの非礼に関しては非常に反省しておりますが、2023年(令和5年)より、年賀状の制作と送付を再開したく思います。「あけおめFacebook」「あけおめLINE」などに負けない力の入った年賀状をつくりますので、普段お世話になっている皆様におかれましては、ハードルを限界まで高く上げてお待ちくださいませ。

草々

※アイキャッチは、実家の姉の家スペースに飾られていた鏡餅です。

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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