中野 慧 (Kei Nakano)

カルチャー

『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』1-2話感想:90年代リバイバルとの距離感

今月から始まったテレ東のドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』、地上波ではまだ1話が放送されただけだが、Amazon Primeで2話まで先行公開されているので観てみた。で、結論からいってかなり面白いと感じた。 ...
カルチャー

2010年代のスター・ウォーズ「ブーム」を考える(2)スター・ウォーズVSガンダムという対立図式

年末年始はインフルエンザにかかったりして、ブログの続きを書く時間がなかなか取れませんでした。やはりインフルはちゃんと予防接種しておいたほうがいいです……。 さて前回のエントリ(2010年代のスター・ウォーズ「ブーム」を考える(1)内閉...
カルチャー

2010年代のスター・ウォーズ「ブーム」を考える(1)内閉化するオタク文化

先日『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』を見てきた。現在ネット上では賛否両論で、そのことについても書きたいが、まずは今の『スター・ウォーズ』というシリーズをめぐる状況についてざっくりと自分の考えを書き留めておきたいと思う。『スター・ウォーズ...
カルチャー

『GODZILLA 怪獣惑星』に悪しきイキリオタク的なものを見てしまった件

現在公開中のアニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星(略称アニゴジ)』を観てきた。 この『アニゴジ』は、『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』などで著名な虚淵玄の脚本によるもので、Netflix等のバックアップを受けて世界展...
対話とコミュニケーションの話

議論を生産的に行うための基本的なルールとコツについて

もう6、7年前になるだろうか、NHK教育(Eテレ)でマイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」という番組が好評を博していたが、その後継として「スタンフォード白熱教室」という番組が放映されていた。 内容は、スタンフォード大学でコンサルテ...
社会科学・人文科学

NO MUSIC, NO LIFE的なるものと現代ポップカルチャーとアイデンティティ

先日CINRA.NETで公開されていた菊地成孔と湯山玲子の対談が面白かった。 菊地成孔×湯山玲子対談「文化系パリピ」のススメ - インタビュー : CINRA.NET いや、面白かったというよりも、控えめに同意というか……。 ...
カルチャー

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』がめっちゃ怖かったのと、スティーブン・キング作品群の雑感

(画像出典:IT イット“それ”が見えたら、終わり。 : 作品情報 - 映画.com) スティーブン・キング原作のホラー映画『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』を観てきた。 米国では9月に公開されて初日から驚異的なヒットとな...
社会科学・人文科学

差別行為に対するダルビッシュの対応はどう優れていたのか。社会学的に解説してみる

Photo By Dave Sizer on Flickr 本日、MLBのワールドシリーズ第7戦が行われ、ア・リーグ覇者のヒューストン・アストロズがナ・リーグ覇者のロサンゼルス・ドジャースを破り、4勝3敗として優勝を決めた。ドジャ...
カルチャー

横浜DeNAの下克上とクライマックスシリーズのゲームシステムを振り返ってみる

横浜DeNAベイスターズがセ・リーグ クライマックスシリーズ(CS) ファイナルステージで広島東洋カープに対し4勝目を挙げ、19年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。10/29(日)現在は日本シリーズ(対福岡ソフトバンクホークス)を戦っ...
社会科学・人文科学

“Manspreading(マンスプレッディング)”と「男性学」について

昨日「東洋経済オンライン」にUPされていた、男性学の田中俊之先生のコラム「「オレ自慢」が近年増殖するのにはワケがあるリアルでもネットでも"アピール"する男たち | 男性学・田中俊之のお悩み相談室 - 東洋経済オンライン」が面白かった。 職...
カルチャー

『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』―リドリー・スコット監督の新エイリアンシリーズが意外と面白い件

「20世紀名作映画のリメイクいい加減にしろ」「今さらエイリアン!?」という声が聞こえてきそうだが……。9月15日に新エイリアンシリーズの第2作『エイリアン:コヴェナント』が公開された。しかも、やっぱりというべきなのか、興行的にも批評的にも失...
カルチャー

『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』を観てきた。「先輩萌え」に駆動される部活ものには未来がないと思った

先日、『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』を観てきた。よくできた作品だったが、思うところがいくつかあったので少し書いておきたい。 (画像は「響け! ユーフォニアム」公式サイトより) 『響け! ユーフォニアム』にあ...
雑記

都心暮らしを2年半してみて気づいたこと(部屋の選び方・有用だと思った家電)

新宿近辺で一人暮らしを始めてだいたい2年半経ったので、この間に試行錯誤してわかったことなどを、いろいろ書いてみようと思う。成人して以降、実家から引っ越したことは2回ぐらいあったのだが、どちらも寮とかシェアで、完全一人暮らしは初めてだった。 ...
カルチャー

オリンピックは〈ゲーム〉と〈スポーツ〉に対する「問い」を発達させる機会にしたいという話

東京五輪決定以降、2020年に向けて何をどうしよう云々、みたいな話が繰り返されている。 筆者は野球やサッカーなどのスポーツにはそれなりに興味があり、自分でもやったりしてきたのだが、現状出ている「東京五輪に向けて云々」という話には、あま...
野球

謎の新理論「フライボールレボリューション」が流行中

最近、MLB界隈では「フライボールレボリューション」なる新理論が流行中である。日本のネットでは略して「フラレボ」とか言われたりしている。 たとえばトロント・ブルージェイズのジョシュ・ドナルドソンがツイッターにUPした下記のバッティング...
カルチャー

ウェブ小説『JKハルは異世界で娼婦になった』と『クロスアンジュ』に共通すること

現在、仕事でリサーチ&執筆をやる期間に充てているのが、専門的なことばかりインプットしていると疲れるので、全然関係ないほかのコンテンツを読んだり見たりしている。 そのなかでとても面白かったのがこれ。 「JKハルは異世界で娼婦になっ...
社会科学・人文科学

【ミリタリーツーリズム日記・その1】防衛省市ヶ谷台見学ツアー&靖国神社遊就館に行ってみた

8月は戦争の記憶を振り返る季節ということで、メディアでは戦争関連の番組や記事が数多く公開されています。なかでも日本軍事史上最大の愚行ともいわれる「インパール作戦」をテーマにし、8月15日に放映されたNHKスペシャル「戦慄の記録 インパール」...
カルチャー

『あの日、侍がいたグラウンド』を観てきた(一週間限定上映、7/7(金)まで)

とりあえずここ1年ぐらいは普段よりも野球に接することがすごく多くなってしまっているのだが、今年のWBC日本代表=侍ジャパンのドキュメンタリー『あの日、侍がいたグラウンド』を観てきたのでそれについて書きたいと思う。 このドキュメンタリー...
社会科学・人文科学

1998年夏の『新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』

中学一年の夏、毎日欠かさず朝日新聞を読み、毎週欠かさず「週刊こどもニュース」を見るなど、社会科に関して超優等生だった僕は『戦争論』を読んで大変衝撃を受けた。「自分が一身に浴びていた戦後民主主義教育はすべて間違っていたんだ!」と。ネトウヨに...
生活

初心者・中級者向けの〈運動〉の基礎知識(アクティブ・レストと動的ストレッチ)

今の都市部ではランニングやヨガ、ボルダリングなど気軽にできるスポーツの人気が高まっている。現代の労働者・学生はデスクワーカーが多く運動不足になりがちで、「運動を生活のなかに取り入れてみよう」という人が多くなっていると思う。 しかし、と...
タイトルとURLをコピーしました