最近の仕事の状況報告とか、おかえりモネについてとかその他いろいろ

雑記

最近の仕事について

最近の仕事はこんな感じです。取引先とかに「お前どんぐらい忙しいねん」ということを開示しておく意味もあります。

メディア運営×2

こちらは芸能養成のテアトルアカデミー社のオウンドメディア「テアトルロード」の編集を引き続きやっています。これまでは講師の方の連載がメインでしたが、これから僕が担当した専門家の方へのインタビューが1本出ます。かなり気合い入れてやりました。

それと、これから夏にかけて一般的な知名度の高い方、芸能人の方に出てもらう企画がどんどんリリースされます。すでに収録終わったもの、これからやるものがあってそちらは準備が大変ですが、これまであまりやってこなかった仕事の機会をもらえているので楽しみではあります。

もうひとつは、会社にいたときから引き続きやっている地方創生メディアで、こっちはなかなか苦戦してしまいましたがそのうち三本ほどリリースされます。テーマ的にはけっこう尖ってはいるとは思うのですが、こまごまとした業務が多くなかなか大変です。

単行本(社会性高い系)の巻末対談構成

著者名は一応情報解禁前なので伏せますが、ある方の単著の、巻末ロング対談×2本の構成を、各方面にご迷惑をおかけしつつ、なんとか脱稿しました。どちらも1万〜2万字のボリュームがあって大変だったのですが、ひとまず終わってよかったです。

対談相手は二人ともなかなかのビッグネームで、テーマもわりと尖っている、かつ今のネット社会に正面から向き合う話になっているので、ぜひ発売されたら色んな人に読んでほしいなぁと思います。売り方によってはけっこう売れるのでは……?という気もしています。社会性が高い系です。

単行本(社会性高い系)の編集

こちらも社会性が高い系で、若干文系ビジネスマン向けの企画です。紫洲書院というベンチャー出版社から出ます。もう何ヶ月か持っていて、いい加減そろそろフィニッシュせねば……。とてもボリュームが多く、関係者もすごく多いので一本の筋を通すように編集しきるのが大変です。さすがにそろそろ出る……と思います。紫洲書院の竹本さんにかなり編集作業をやってもらっています。あと、プロモーションをいろいろ工夫して企画しているようです。僕もそのあたりにはなんとか手を空かせて協力する予定です。

単行本(テクノロジー系)のライティング

こちらも情報解禁前なので詳細は書けないのですが、とある研究者の方の単著のライティングを担当します。取材はすでにだいたい終わって文字起こしも完了しているので、6〜7月にかけてライティングを進めていく予定です。秋に出る予定です。テクノロジー系です。最近よく「インターフェイス」の話をしていますが、この企画の影響です。

単著「文化系のための野球入門(仮)」企画の執筆

こっちが直近では一番やばいやつです。最後までの下書きはだいたいできていて、あとは仕上げと裏取りです。ただ、ボリュームがとんでもないことになっています。編集者から「これ全部書く気ですか?(笑)」と言われました(笑)。うーん、という感じですが、できるところまでやってかたちにしたいです。単行本に取り掛かるときはマルチタスクじゃだめで、ずっとそのことを考え続けて作業もまとまった時間取ってやらなきゃダメだなぁ(当たり前定期)ということを思っています……。でも、これはやり始めるとめちゃめちゃ楽しいというのも、またあります。これだけに集中できたらいいのですけど。

仕事の反省

とにかく仕事を詰め込みすぎたせいで各所に影響が出てきているので(笑えない)、本当に「暇になる」ということを目指していきたいと思います。予定を先々まで考えておくことの重要性をひしひし感じています。今からでも、少しうまくなりたいです。

あと最近、大学院の友達の谷くんがこのサイトで連載してますが、谷くんともうひとり、北の大地にいる人類学徒のNくんと3人のLINEを開設して、健康状況について報告しあったり、リモートワークのTipsとかについて、雑談したりしています。やっぱり雑談は重要。

生活のこととか世の中のこととか

運動習慣がかなり確立されてきて、朝早く起きて仕事して、お昼を食べて昼寝してちょっと仕事して、運動して銭湯で風呂入って、夜ご飯食べて、余力あればまた仕事する、みたいなペースがちょっとできてます。ジムは解約することにしました。なぜなら外に出ればいくらでもトレーニングはできるのと、ウエイトトレーニングは疲れ方がエグいのと、サウナや風呂は銭湯のほうがキレイなので……。あと、禁煙はこないだとある仕事のデッドの締切を1日破ってしまったのでそのとき(20日目ぐらい)で挫折してます。また締め直さないといけないです。

『おかえりモネ』は毎日見てます。モネが「音楽なんて何の役にも立たないよ」と言ってて、それは一般論としては違うぞ!と強く言いたいですが、モネの置かれた状況ならそう思うのは仕方ないのかなとも思います。これまで、昨今の若者の社会貢献意識の高まりは素朴にいいことだと思っていましたが、『おかえりモネ』を見て、それには善し悪しがあるなぁと思いました。そして自分も、Z世代よりは上とはいえ、「社会の役に立たなければならない」というある種の呪いみたいなものからは逃れられていないなぁと思います。もっと自由に生きてもいいのになぁと思うけど、はっきりとやりたいことがない人はそうなっちゃうのも仕方ないです。

知人のライター、碇本学さんのあだち充論をまとめて全部読みました。あだち充はやっぱり重要な作家です。漫画史的にも、野球文化にとっても。こちらは単行本化するときには文化史的にきわめて重要な作品になると思うので、書籍編集を僕に担当させてもらえないかなぁとか(笑)。

五輪は開催されそうですね。Twitterでちょろっと書いたのですが僕は五輪賛成派です。というか、映画館も美術館も舞台もライブもコミケも学祭も、制限されているものは全部解放してほしいというリバタリアン的な感じです。『いだてん』もかなり観賞が進みました。これは本当にちゃんと見てよかったと思います。

僕のことをよく知っている人には理解してもらえるとは思うのですが、僕は一橋大学の渡辺治に習ったのでゴリゴリの左翼のようでいて、一方で小林よしのりさん、中川淳一郎さんは勝手に師匠的な人だと思っており(小林さんとは朝日新書の『ナショナリズムの現在』で仕事もご一緒しました。中川さんは飲み会で何回か会った程度で僕のことはご記憶にはないかと思いますが)、彼らの昨今の言論活動は、メディアリテラシーをフル活用して批判的に検証したとしてもやっぱり一理ある部分が大きいとは感じます。だから彼らの発言には頷けるところが多いですが……。

コロナと五輪は本当に難しい問題だと思います。個別のイシューの正否は別にして、今回のコロナ禍で、罹患したり亡くなられた方はもちろんですが、それよりももっと広範囲で、傷ついた人が本当に多いのだなと感じます。自分はもともとおうち好き、孤独好きですし、気分によっては世間のルールとか空気をテキトーに無視してやっているので、わりと大丈夫なのですが……。僕は「これはインフォデミックだ」「人々の苦しみを作り出しているそのものに実態がない」と考えていますが、そんなことをいくら理性的に、さまざま証拠を挙げて説得してもしょうがないとも思うのです。

そんな状況なので「五輪賛成!」とTwitterで書くだけで傷つく人もいる。五輪のこれまでの歴史や、祭事としての性格、感染対策の取り組みを理解してもらおうとしても受け付けることはできないでしょう。五輪は、今や人々の不満のエネルギーが注ぎ込まれる最大の矛先になっています。もともと開催自体に政治的な思惑があったにせよ、そういったドロドロを無視して、本来の「平和の祭典」という本義に立ち帰り、「やるのであれば、少しでもいいものにしよう」と手を尽くしてこられた沢山の人たちの存在を思うと、これだけの攻撃を受けているというのはやり切れない気持ちです。政治や、政治的争いの犠牲になるのはいつもそういった人たちです。

なのでやっぱりTwitterで政治的なことを書くのはやめようと思います。それよりも、もっとまとまったことを、Twitterやブログなどではない、しかるべき場で書くのが一番いいのではないか、と思いました。そういう機会が与えられるのであればちゃんとそっちをやる、というのがいいのかなと。

野球チームExodusですが、最近は施設も休業しているため活動が止まっていて、ようやく6月から活動が再開されます。『いだてん』に影響されているので、GMとしては「現代の天狗倶楽部」をめざしていきたいなぁと思い、監督のかしゅーむくんに「太鼓を導入しては?」と言ったのですがビミョーな顔をされました。あと最近、チーム共用のファーストミットを購入する必要を感じたのでインナーコミュニケーションをがんばって、みんなからカンパしてもらえることになり、無事に購入されました。

もろもろの必要から、明治大正史をゴリゴリ学んでいるのですが、本当に面白い。僕は世界中の文化でいうと、(非国民と言われるかもしれませんが)イギリスと、アメリカのニューヨーク周辺から生まれた文化がやっぱりいちばん好きですが、いやいや日本もやっぱりおもしれーなと思います。(了)

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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