「30代で年収1000万〜」云々の話、こないだ大学の友達からも聞いたんだけど

雑記

Twitterを見てたら「商社で30代で年収1000万〜」とか、それに伴う話が流れてきていた。

それで思い出したのが、そういえばこないだ大学の友達と飲んでて、そのうち2人が「そういえば最近やっと1000万行ったんだよね〜」ということを話していた。といっても、彼らは基本しっかりとした人なので、普段からそういう話をしてマウンティングするというタイプではなく、夜も更けてきて、ふと漏らしたという感じ。ニュアンスとしては、「やっと行ったよ…」みたいな感じ。

Twitterの話で「そういえば僕も最近そういう話を聞いたな〜」ということを思い出したわけだが、よくよく考えてみると自分と同年代のやつがそういう話をしていても、僕の心が特にざわつかないのはなんだろうと思った。僕はそういえば、彼らほど稼いでいないが、「はぇ〜」「頑張ってるんだねぇ」ぐらいの感想しかない。自分と友達を比べて心をざわつかせるという感性が意図的なのか無意識なのか、めちゃめちゃ鈍い。

別にそれでいてなんとなくハブられるということもなく、普通に飲んで楽しく話したりしている。大学の友だちはだいたいそうだ。なんとなくそれでいいような気がしているのでそうしているが、もっとよく考えると、さすがに感覚が鈍麻しすぎかもしれない。寝そべり族すぎる。どうなんだろうな、もっと稼げるようにがんばったほうがいいのかな。いや、別にいいや。自分は自分なりにやりたいようにやればいい。ただ多少は社会性を身につけるというか、回復しても良いような気もしないでもない。あくまでも多少は。……というようなことを今は思った。

さて今日は、桜木町のランドマークタワーに市民活動しに行ってくる。最近、お金を稼ぐ仕事は少なくしている一方で、社会貢献とかボランティアとかNPOとか市民的結社とか、いろんな市民活動にスパイ的な気分で潜り込んでいる。僕の年代である30代の、会社員ではなかなか参加できない場所に行っているわけだが、会社や東京や資本主義の世界では知り合えない人が世界には膨大にいて、それがなかなかおもしろい。横浜大空襲の話も、そういう機会で聞いた。

今は横浜市を拠点にしているので、横浜関連が多い。実家に住んでいたときは知らなかったが、東京に比べ横浜の市民性はなかなか開放的で、国際的で、進取の気性に富んでいる。あー、これは自分が良いと思うことなのではないか? とちょっと思う。

(了)

アイキャッチ写真は、天狗倶楽部の聖地巡礼で行った羽田。彼らがつくった日本発の市民グラウンド、羽田運動場があった場所で、今は羽田空港の敷地になっている。羽田イノベーションビレッジの足湯スカイデッキから一望できる。

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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