カルチャー

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『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』を観てきた。「先輩萌え」に駆動される部活ものには未来がないと思った

先日、『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』を観てきた。よくできた作品だったが、思うところがいくつかあったので少し書いておきたい。(画像は「響け! ユーフォニアム」公式サイトより)『響け! ユーフォニアム』にある2つの要素『響...
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オリンピックは〈ゲーム〉と〈スポーツ〉に対する「問い」を発達させる機会にしたいという話

東京五輪決定以降、2020年に向けて何をどうしよう云々、みたいな話が繰り返されている。筆者は野球やサッカーなどのスポーツにはそれなりに興味があり、自分でもやったりしてきたのだが、現状出ている「東京五輪に向けて云々」という話には、あまり興味が...
野球

謎の新理論「フライボールレボリューション」が流行中

最近、MLB界隈では「フライボールレボリューション」なる新理論が流行中である。日本のネットでは略して「フラレボ」とか言われたりしている。たとえばトロント・ブルージェイズのジョシュ・ドナルドソンがツイッターにUPした下記のバッティング動画。ド...
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ウェブ小説『JKハルは異世界で娼婦になった』と『クロスアンジュ』に共通すること

現在、仕事でリサーチ&執筆をやる期間に充てているのが、専門的なことばかりインプットしていると疲れるので、全然関係ないほかのコンテンツを読んだり見たりしている。そのなかでとても面白かったのがこれ。「JKハルは異世界で娼婦になった」(※R18な...
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『あの日、侍がいたグラウンド』を観てきた(一週間限定上映、7/7(金)まで)

とりあえずここ1年ぐらいは普段よりも野球に接することがすごく多くなってしまっているのだが、今年のWBC日本代表=侍ジャパンのドキュメンタリー『あの日、侍がいたグラウンド』を観てきたのでそれについて書きたいと思う。このドキュメンタリー、やって...
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地味に話題?の爆死アニメ映画『ポッピンQ』をできるだけポジティブに評価してみる

このあいだ、ファーストデーだったので気分転換を兼ねて、アニメ映画『ポッピンQ』を観てきた。なんともう都心近辺では渋谷東映でしかやっていない!ということでわざわざ渋谷へ。この『ポッピンQ』という作品、アニメ映画としては歴史的な大爆死を遂げたと...
カルチャー

コミュニケーションは「クリエイティブ」にデザインできる――『アイデアは敵の中にある』について

今回は、デザイナー根津孝太氏の初の単著『アイデアは敵の中にある』について。根津孝太(2016)『アイデアは敵の中にある』中央公論新社ダイエット本と仕事論本の市場構造まずはこの本の概略から紹介してみたい。この本はトヨタを経て独立し様々なプロダ...
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共感力を重視せず〈同調力〉ばかり求める社会ではYUKIのような天才は生まれない

堀裕嗣『スクールカーストの正体ーーキレイゴト抜きのいじめ対応』を読んだので、今回はこの本について。堀裕嗣『スクールカーストの正体ーーキレイゴト抜きのいじめ対応』(小学館新書)ちなみにいきなり先行本をDisっておくと、スクールカーストを題材に...
カルチャー

「存在論的不安」への対症療法としてのサブカルチャー ――『新・オタク経済』を読む

「オタク」という言葉の意味がわからない件最近、マーケッターの原田曜平氏による著作『新・オタク経済:3兆円市場の地殻大変動』という本が出版された。オタクといえば、80年代頃から徐々に一般に広がった言葉で、80年代末に宮崎勤による東京・埼玉連続...
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『心が叫びたがってるんだ。』とスクールカースト

ヒットアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』(あの花)の長井龍雪・岡田麿里・田中将賀のトリオによるアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』(以下ここさけ)を観てきた。そもそも僕はに対しては『あの花』に対してはけっこうアンチである。と...