フリーランスになってから(いや、なる以前から)お金にはけっこう苦労しています。そこで空き時間を使ってお金に関してどういうふうに考えるか? を整理しており、前回から連続ブログの形式で書いていくことにしました(第1回の記事はこちら→生活そのものを『ファイト・クラブ』のタイラー・ダーデン的に考える)。
前回は生活にかかる固定費のなかでもっとも大きな「住居費」について考えたことを書きましたが、今回は資産運用について簡単に書いていこうと思います。
iDeCoとつみたてNISAを始めてみると……
以前、こんなことをツイートしました。
恥ずかしいかぎりなのですが、結論からいってiDeCoもつみたてNISAもメガバンクでやるのはダメです。なぜならメガバンクは手数料が高いのと、そもそも選べる投資信託も少ないからです。これは『一生楽しく浪費するためのお金の話』という本に書いてあったことなんですけども……。
なんとなく「ネット証券こわい」みたいに思って、つい手続きの手軽さでメガバンクにしてしまいました。人のアドバイスはちゃんと聞くべきですね……。なんで自分はメガバンクにしちゃったかというと、iDeCoの拠出金、つみたてNISAの積立金の振り落としに手数料がかかるのではないかとも思っていたからなんですが、結論から言うとメインバンク→ネット証券口座への振り落としは手数料がかからないらしいです。情報弱者だった……。
ネット証券はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券がありますが、iDeCoにせよNISAにせよ、この5大証券のどれかで申し込みをする必要があります。iDeCoは最低月5000円から、つみたてNISAは最低月1000円からで、合計で月6000円から始められることになります。iDeCoやつみたてNISAをどうするかはまた今度書きますが、毎月それぐらいのお金を拠出するのであれば、毎月の固定費そのものを見直す必要があるな〜と思ったわけです。
住居費以外に一番イヤな出費
住居費以外で一番大きい固定費はというと、自分の場合は奨学金返済です。学生時代に300万ほど借りて地道に返してるのですが、残額はまだ100万円ほど。もちろん返さなきゃいけないものなんですが、これがまじで無駄だなと……。ヨーロッパの先進国は高等教育費は基本無償で、アメリカも無返済型の奨学金がけっこう普及しており、大学の学費を家庭が頑張って負担しているのは日本と韓国ぐらいらしいんですよね。
正直、まだ奨学金の残りを一括返済できる財力はないのですが、毎月平均で18,000円を返済するのが普通になっているので、さっさと返済してしまい、この分を投資に回せるようにならねばと思いました。
何に固定費がかかっているのかを洗い出しする
節約生活には過去いろいろチャレンジしてみては挫折、を繰り返してきました。「無駄に出費をしないようにしよう」と念じているだけではダメだと感じます。やはり毎月の「固定費」を見直したほうがいいなと。
必要最低限の出費は住居費(と自分の場合は奨学金返済)のほかに、電気、ガス、水道、食費です。このなかで食費は、基本ほぼ自炊しているのでこれ以上削りようがありません。なので節約の対象となるのは電気、ガス、水道です。ここからはすごく当たり前のことを書いていきますが、どうかご容赦ください。
電気代の節約
電気代高騰のあおりを受けてここが一番お金がかかるのですが、寒い日はエアコンを使うのを減らし、なるべく日の当たる温かい部屋にいるようにしています。冬場の電気代においてもっとも問題なのはオイルヒーターの使用だったので、今冬の途中から雨の日など以外は極力使わないようにしました。
本当は家を全面床暖房にしたいですが、今のところそのお金はありません。床暖房の場合はガスを使うので電気代とは別になります。それと一応注意喚起ですが、電気タイプの床暖房はオイルヒーターと一緒で熱効率が悪く電気代が非常にかかるので、絶対にやめたほうがいいです。床暖房はガスタイプにしましょう。ネット証券系の知識はあまりに弱かったわりになぜこういうところだけ解像度が高いかというと、うちの母がまさにSOHO(Small Office Home Office)の設計の専門家だからです。
あと考えられる熱管理として重要なのは、断熱です。自分の家の場合、窓が全面ペアガラスのため今のところ窓の断熱に関してはいいのですが、最上階にもかかわらず天井断熱してあるのが1部屋だけです。全面天井断熱をして、壁断熱も完璧にしたいけれど……お金がないのでまだ無理です。
また、うちは東西にテラスがあって、西側テラスは庇がないため、そもそもシェードを設置しないと夏は大変なことになります。ここは今夏の課題です。今のところはゴーヤを植えるぐらいの選択肢しかありません。どうやってお金を工面するか……ここは非常に大きな課題ですが、いきなり現金が降ってくることはないため、素朴にもう少しバリバリ仕事をしなければなりません。
ガス代節約のためには?
ガス代がかかるのは、基本的にはシャワー、お風呂です。僕は健康のためにほぼ毎日湯船に浸かるので、その習慣はなくさずになんとか節約できる方法はないか……。
そこで、お風呂を沸かすときはシャワーでお湯を浴びたあと、髪や体を洗っているときにシャワーヘッドごと風呂桶に入れることにしました。というのもガスというのは水を温めるタイミングで使われるらしく、何度もお湯を開け締めすると熱効率が悪いらしいのです。髪や体を洗っているだけで10分ぐらいは使ってしまいますし、空け締めをすると熱効率が失われます。なので、シャワーを閉めずにそのままシャワーヘッドを風呂桶に突っ込んでお湯を溜めれば、体を洗い終わった頃にはお風呂が沸いているというわけです。これを数ヶ月試してみたところ、ガス料金はある程度は抑えられています。
水道はやはり便利アイテムが重要
水道も結局はお風呂の水が一番大きいわけですが、上記の使い方をするとけっこう削減できることがわかりました。あとは家に居て基本自炊だと洗い物や洗濯の水道代がバカにならないと思われます。しかし僕は節水になる食洗機もドラム式洗濯機もすでにサラリーマン時代に購入してあって設備投資が完了しているので、ここはもう削れないかなと思いました。
契約会社を検討する
今住んでいる横浜市ではまだ水道が自由化されていないので、横浜市水道局以外の選択肢がありません。しかし電気、ガスは自由化されているので、契約会社を変更することも考えられます。
今までは電気、ガスともに東京ガスにしていたのですが、これを楽天でんき・ガスにしようかと考え、一度は変更の申込みをしてしまいました。ところが冷静になって料金表や毎月の電気ガス使用量実績をもとに試算してみたところ、東京ガス→楽天にしたらむしろ高くなることがわかったので、結局キャンセルしてしまいました。当たり前といえば当たり前なのですが、焦って申し込む前に、きちんと公開情報をもとに試算しておくことは重要です。
それでいろいろ試算した結果、電気・ガスはまた違う選択肢に決めました。ただ、まだ実装されていないので、これについてまとめるのは別の機会に譲りたいと思います。
そもそも電力自由化って何なの?
ところで、電力自由化、ガス自由化でいろんな会社が選べるようになったといっても、そもそも「自由化」とは何なのでしょうか。いろんな会社が選べるとはいえ、単純にネットのまとめブログでおすすめされている会社を選ぶだけではちょっと不安なので、電力自由化の仕組みや意義そのものを調べて、自分でいろいろと考えてみました。
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