Podcast⑥消費社会・都市生活のなかで「今すぐクマになる」方法を考える(『獣になれない私たち』編Part3)を公開しますた

お知らせ

謎のPodcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の第6回を公開しました。Z世代新卒フリーランス編集者の竹本さん@ShidzuPubl 、それとミレニアル世代編集者の小池さん@masakik512 とともに、一つの作品を取り上げて日本型企業社会の現在について考えていく企画です。

今回はドラマ『獣になれない私たち』のPart3、都市生活のなかで「今すぐクマになる」方法について一生懸命考えました。内容はまあいいと思うんですが、長いです。次回はまた別の企画を考えています!

この社会の片隅に生きる20〜30代のフリーランス編集者、小池真幸、竹本智志、中野慧が、過酷な資本主義世界をどう生き抜くか?を様々なコンテンツから学ぶPodcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」。

初回〜第3回で扱った弘兼憲史『課長島耕作』に続き、2018年に放映されたドラマ『獣になれない私たち』(脚本・野木亜紀子)について話しています。「仕事」観や「脱恋愛トレンド」について前回までに続き、Part3では都市生活や企業社会の中で「獣」になる方法を考えてみました。

▼今回話したトピック
・「脱恋愛」でメタ的な話ばかりしたのはマッチョイズム? 竹本の反省
・男子校カルチャーのなかの恋愛トークの問題(cf.姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』)
・"純粋な猥談"と武勇伝トーク
・「獣になれない」=既存システムや惰性から抜け出せないこと/「獣になる」=クマのように都会で生活すること
・具体的な行動を変えれば、都市でも獣のように生活することはできる(ex.スケボー、パルクール、平日昼の飲酒、口ひげ、ストリートワークアウト)
・ジェームズ・C・スコットの提唱する「アナキズム柔軟体操」とは?
・自分は「獣」なのか?片足ずつ獣になる、ルーティンをリセットする、物理的にクマになる
・「中二病」と獣の問題、あるいは「消費社会」的なもの
・『ブルシット・ジョブ』の事例――会社をサボりながらスピノザの専門家になったガルシアさん
・価値を生まないとお金をもらえないフリーランスは、獣になりづらい?
・スキルや業務の幅を広げるのが難しい……「フリーランスは甘い」問題
・会社にいると接することのない職種の発想法や感性に触れられる
・「ジェンダーギャップ指数」に見える、"意思決定"偏重の日本社会。主体性は本当に大事なのか?
・フリーランスの仕事の受け方問題。来た球を全部打ち返すか、どんな基準で選ぶか?
・固定俸給で常勤の時点で、生活ルーチンが規定されてしまうので獣ではない?
・仕事ができる人、趣味に生きる人……「不良会社員」像のさまざま
・会社を辞めようが辞めまいが、意識変容にこだわらず、反射的な行動を変えれば獣になれる!
・野球と創造性研究から考える、言語や意識の限界。確固たる意思による自己破壊でも足りない
・映画『イエスマン』や儒教のように、メタ言語によって言語を抑え込むのが吉?

『けもなれ』回は今回で終わりです。次回からは、映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を取り上げる予定です……
と、思いきや、編集がすごく大変になっていて全然公開の目処が立たないため、次回はまた別のエピソードをアップします!

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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