資本主義のZ戦士

雑記

このあいだブログで「30代で年収1000万〜」という話についてざっくり書いたら、この記事だけクリック率がだいぶ高いんですよね。

すみません僕もお金はほしいです。ある程度は。

世間では人と比べちゃダメよって言われているけど、たぶんそうはいっても比べてしまう…みたいなことなのかなと思いました。

それと、年収を気にするとか、逆に「俺は年収1000万円〜」みたいに誇りに思っちゃうとかって、男性的感性なのかなと。なんでもかんでも競争、バトル。競争に勝ち残ったやつがえらい、みたいな。自分や他人の人生に勝ち負けをつけるような、そういう感覚。

人生は天下一武道会ではない、というフレーズが唐突に浮かんできたのですが、僕はあのNewsPicksに出てくるような人たちってみんな資本主義のZ戦士に見えるんですよね。箕輪さんとか、佐々木紀彦さんとか、GO三浦さんとか。

で、僕は、スカウターで戦闘力測られて「戦闘力たったの5か、ゴミめ」って言われる側。でもみんなは、「私の戦闘力は53万です」って言ってる箕輪さんとかに憧れて、フリーザになりたいのか〜。それが男性的感性と結びついていると。Toxic Mascurinityというか。

石川優実さんに取材したときに(原稿は『共感という病』に収録されています)、要するに「弱者男性論は、逆に女性差別的な構造によって生み出されているのではないか」みたいな指摘をされていたんですね。

だったら、弱者男性論はむしろ本当は、資本主義のZ戦士たちに「年収で何でもかんでも人の価値を判断する価値観を普及させるのを今すぐやめろ!」と、強く言うべきなのかもしれない。本当の敵として設定すべきは、資本主義のZ戦士と、それをもてはやす社会かもしれない。

僕自身は、自分や他人の人生を比べて勝ち負けをつける感性、年収で何でも一元的に序列化する感性はすごくダサいので、今すぐやめたらいい、と思います。世界は資本主義で覆われているわけでもないし、それ以外の場所にさまざまな豊かさが溢れていて、そういうことに目を向けていかないと。

これは脱成長ということなのかもしれないし、でも一方でお金は大事なのでお金をゲットすることもある程度は重視しないといけないかなと思うんだけど、別にその2つは二律背反ではないはず。

さて今日は、朝7時に起きて、ご飯を食べて、スマホタイマーを設定して、8時から1時間集中して原稿をできました。だいぶ全体像が見えた気がする。でも1時間はけっこう限界かも。これ以上の時間になると、集中してはできない。あと、気が散ってスマホを見ようにも、時間が表示されているので抑止力になるのもいいかも。

20分集中で少し慣らしたので、少し長めの1時間を午前中に2セットがなんとかできてきて、これぐらいのことから始めるのがいいかなと。

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編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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