オミクロン株が話題だけど、日本と同じくコロナが収束してるらしいインドネシアのデータを見てみた

インターネット

ここ最近、オミクロン株が出てきて、岸田政権の「迅速な対応」がネット世論に評価される→その実、ネット世論だけが喜んでおり実際に海外と行き来したり海外に家族がいたりする人には迷惑でしかなかったので普通に批判される→「迅速な対応」が撤回される、ということが起きていた。

自分の最近の見解はこんな感じである。

そして、12月4日(土)のお昼現在でこんなデータも出ている。

AFP通信によると、世界保健機関(WHO)の報道官は3日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に関連した死者の報告は、今のところないと明らかにした。(太字引用者)

オミクロン株、死者の報告なし WHO:時事ドットコム

メディアは楽観的な報道をすると責任が追求されるから、過度に危機を煽る報道をする。正確に、科学的に報道するということよりも速報性が重視され、後の検証も行われない。そして過剰に危機感を煽る報道により、政治(政策)や経済(株価や経営計画等)も左右されてしまう。「予言の自己成就」というやつである。

メディアが過剰に悲観的で危機感を煽る報道をするのは、調査報道、科学的報道、事後検証ができないという能力的な問題もあるが、やはり「責任逃れ」というニーズが大きい。これは批判しているわけではなくて、組織にとって、「責任逃れ」はやっぱりとても大事なものだと思うのだ。ちなみにこういう構造は、いわゆる「感染症の専門家」の言説にも共通している。民衆を怖がらせておけば、予測より被害が小さくて済んでも「私が怖がらせたおかげだ」と言える。これで責任逃れの安全策ができあがる。ただし、経済や、人々の生活に及ぼす影響については責任は取らない。

こういうふうにして「現代の無責任の体系」ができあがっているのが、今般のコロナ禍だと思う。

国民の医療リテラシー低すぎ……!? いや、自分が高すぎ問題

ところで、僕はコロナ関連報道を注意深く見て、いろいろ自分で調べたりもしているが、世間のほとんどの人たちはそんなことをしていない……! ということに、最近改めて気づいた。調べ方も考え方もよーわからん、ということらしい。「日本国民、医療に関心低すぎ、医療リテラシー低すぎ!」と思っていたが、逆に考えると僕が医療に異常に関心が高すぎるのかもしれないと思い当たった。

普段から「身体とは」「健康とは」「栄養とは」みたいなことを考えすぎている。そのおかげで腰痛も肩こりも不眠も一切ない。10代、20代の頃と比べても知識がガンガン増強されているので超健康であり、美容に関心があるので見た目も若い(これいる!?)。

それはさておき、自分の最大のストレスは、周囲も含め、日本国民の医療リテラシーの低さにあるということがよくわかった。抱えているストレスの正体がわかったので、あまり悩まないようにしたい、と思った。

日本とインドネシアの流行状況を比べてみる

そろそろ本題に入っていきたいのだが、日本と同じくインドネシアではコロナが収束してるらしいので、データを見てみた。「インドネシア コロナ」でググるとすぐ出てくる程度のものである。2021年12月3日時点でのデータだ。

これは新規陽性者数のグラフだが、日本と同じく、2021年夏に上がって、今はガクンと下がっている。

ここで問題になるのはワクチンの効果だ。日本で収束したのは「ワクチンのおかげ」とニュース等では言われている。だがアメリカやヨーロッパでは、ワクチン接種率が日本と同じように6割〜7割を超えているのに新規陽性者数が増えていっている。

では、日本と同じようにコロナの新規陽性者数が収束しているインドネシアはどうなのか? やっぱりワクチンの効果があったのか? ここでも「インドネシア コロナ」で検索すれば一発で出てくる情報を見てみよう。

ワクチン接種率を見ると2回接種済み割合はまだ35%で、日本の78%の半分以下である。

この陽性者数の下がり方は、例年のインフルエンザと同様に「集団免疫ができた」と考えてよいはずであるが、ワクチン接種率には大きな違いがある。これはどう説明されるのだろうか。

頭をもたげるのが「ワクチン意味ある?」ということである。ちなみに僕はワクチンを打っておらず、友人知人に「ワクチン打った?」と聞かれたときに「打ってないですよ」と答えると、すわ「反ワクチンではないか!?」と身構えられる。これも正直うっとうしいなとは思う。

というのも、ワクチンの効果や、打つことの正義不正義については、正負両面でいろいろ情報収集していたから初期段階で「様子見でよい」と考えていた。日本ではそもそもコロナが欧米に比べて流行っていなかった。「欧米が打ってるから日本も」というのは、明治期から続く脱亜入欧のノリであるが、明治時代のノリを引きずる必要はなく、科学的にデータを見て判断すればよいだけである。この点についてはもうちょい後ろでまとめる。

ちなみに国民に広く知っておいてほしい情報として、ファイザー幹部のこんな発言がある。

米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスnワクチン接種について、今後何年にもわたって毎年必要になる可能性が高いと、BBCの単独インタビューで語った。

新型ウイルスのワクチン接種、「毎年、何年間も必要に」 米ファイザーCEO – BBCニュース

同じ記事にはこんなことが書かれている。

世界の健康に関する複数の慈善団体は、ファイザー、ビオンテック、モデルナがパンデミックで金を稼いでいるのは不道徳だと考えている。

ファイザーの今年のワクチンの売上高は少なくとも350億ドル(約3兆9900億円)に達する見込みで、同社の株価は急上昇している。

新型ウイルスのワクチン接種、「毎年、何年間も必要に」 米ファイザーCEO – BBCニュース

素朴にファイザーは超儲かっている。年間でワクチンだけで売上高4兆円ですよ!?!? コロナワクチンは濡れ手に粟の商売だ。ファイザーの株は早めにたんまり買っておくとよいだろう。僕はそもそも元手がないので買わないけど、投資家だったら爆買いしたい銘柄である(なんて偽悪的に言ってみたが、たぶん倫理観的に僕にはできない)。

しかし、打つと若い人の多くが高熱を出す。そこまで効果がないのに、打ったら高熱を出して何日か休まないといけない、しかも毎年打たないといけないっぽい。それで一番得をするのは製薬会社である。

改めて年代別のコロナの被害を厚労省のサイトの数字からグラフ化してみる

だいいち、特に日本では若い人はほとんどコロナで死んでいない。今一度、厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」のデータ(2021年12月4日時点)から、年代別の死亡率を出してみたら、以下のような感じになった。

致死率は、「陽性判定を受けた人のうち死亡した人の割合」である。

たとえば10代であればだいたい日本に1,000万人いて、そのうち陽性判定を受けた人は17万人で、1.7%。その1.7%のなかで死亡に至る割合は0.00%ということだ。

よく、小さい子どもをもつ親から「子どもがコロナにかかるのが心配なので……」という声が上がるが、基本的なデータをみんな知らない。上に示したように、今まで日本ではコロナで10歳未満の子どもは一人も死んでいないのだ。「子どもが心配」というが、子どもの心配をする必要はない。小さい子どもは、まずコロナで死ぬことはない。一般論として、まだ30代以上の親のほうがリスクが高い。だから小さい子どもが「ママ、パパ、コロナ大丈夫かな……!?」と親の心配をするならわかるのだが……。

ちなみにこういう現象がなぜ起こっているかというのは医学的にほぼ解明されていて、コロナウイルスを体内に取り込む役割を果たす「ACE2受容体」が、大人に比べて子どもには圧倒的に少ないからである。

そして10代、20代、30代、40代も、致死率は0.1%以下である。

現実的に「コロナにかかると死の危険がある」と言えるのは60代以上だろう。

40代以下でコロナが原因で死亡している人の多くは肥満であったり、基礎疾患を抱えていたりするようだ。肥満の人、基礎疾患を持っている人は気をつけるべきだし、その周囲にいる人も気を遣うのがよいだろう。逆に、そうでない人は特に恐れるべき病気ではない、ということになる。

ワクチンの効果について、厚労省の資料から

ひとつ興味深いのが、2021年9月1日の厚生労働省の「第50回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」での報告資料である。「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等(第46回以降)」のページの、第50回の資料2−6の5ページ目に出てくる表である。

出典:「新型コロナウイルスに伴うクラスター発生の リスク因子を解明するための調査研究」より。

これは年代別に、ワクチン未接種者、1回接種者、2回接種者の致死率のデータが整理されている。

驚くべきは、65歳未満に限ると、未接種者の致死率は0.04%(これでも十分低いが)なのが、2回接種が完了している人の致死率が0.08%と倍増している点である。

たしかに、65歳以上の高齢者であれば、未接種者よりも2回接種者のほうが致死率が半分以下に下がっているというのは見て取れる。しかし、65歳以下の場合はむしろ逆で、ワクチンを打つと致死率が倍になるのだ。

といっても、致死率0.04%→0.08%なんていうのはほとんど違わない。しかし、「打ったら致死率が上がるワクチンって何!?」ということはもっとみんなが疑問を持っていいのではないか!?!?

なぜそうなるのか。そのあたりの機序は僕にはわからない。興味のある人は調べてみると、「ADE(抗体依存性感染増強)」というキーワードが出てくるだろう。ネット上には「コロナワクチンでADEが起きるというのはデマ」という情報が多いが、コロナ以外の他の感染症では過去にすでに確認されている現象である(参考:ワクチンが効かない?新型コロナでも浮上する「抗体依存性感染増強」:日経バイオテクONLINE)。

で、これらのデータはすべて厚生労働省のサイトから引っ張ってきた、公表されている結果である。誰でも調べればわかることである。

こんな感じで、コロナ関連報道は、よく見てみると「え? おかしくない?」ということが山盛りである。ちなみにこのブログは土曜のお昼のマクドナルドで書いているが、ほぼ満員である。みんなもう直感的には把握してしまっているのだ。しかし、直感と離れた報道がメディア上で行われている。自分の直感とメディアの報道、ここの乖離がめちゃめちゃ進んでしまっている。

目下最大の問題(自分にとって)

自分はなんでもムカついたこととか違和感を感じたことを言語化したい、しないとストレスになるタイプなので、こういったブログを書いてしまう。

しかし、目下最大の問題(自分にとって)は、連載「文化系のための野球入門」の次々回分の原稿を昨日金曜いっぱいでPLANETS編集部へ提出しなければならないのに、まだ原稿を提出していない上に編集部に何の連絡もしていないことである。

しかし、「なぜ書けないのか……」の根本原因を考えると、このコロナ関連報道に感じたどうしようもないストレスにあると感じたので、先にこっちを書いてUPすることにした。

なお、アイキャッチ画像は本文とは何の関係もない、少し前に長野で食べたホットケーキの写真である。和むかなと思ってこれをアイキャッチ画像に採用してみた。再掲しよう。おいしそうである。

コロナに関してはモヤモヤしていることは書けたので、これからやるべきことをやろうと思います……。

(了)

編集者、ライター。1986年生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒、同大学院社会学研究科修士課程中退。雑誌、Webメディア、PRコンテンツ等の制作を経験し、2021年からるろうにとなりました。PLANETSで「文化系のための野球入門」を連載中です。
Twitter ⇒ @yutorination
Facebook ⇒ keinakano21

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