2022年12月中旬の状況、最近見ているものとか

雑記

最近、あんまりこっちのブログを更新していませんでした。

仕事その他の状況を書いていくと、以下のような感じです。

連載「文化系のための野球入門」

連載「文化系のための野球入門」は新しく記事2本を11月末に書いて編集者に渡しました。実はこの連載はPLANETSから移籍することになっており、そのうちどこかで公開されます。

ただ、11末までに2本上げたのはいいのですが、現在12/14まで他の仕事に追われてしまっていて進捗が芳しくなく、なんとか挽回したいと思います……現時点ではこの12〜1月で集中してまとめて、めどをつける、というのを目標にしています。

Tarzanのインタビューシリーズ

Tarzanのインタビューシリーズは、これまで乙武さん、プロゲーマーのときどさん、哲学者の千葉雅也さん、体育学者の中澤篤史先生×3本、AKB48・岡田奈々さんと来て、毎回けっこう読まれて話題にもしていただいたのですが、今月公開の玉城絵美さんの記事はそこまで爆発とは行かなかったようです。テクノロジーとフィットネスという観点が新しすぎたのか……。でも玉城さんの視点は驚きをもたらしてくれるものなので、未読の方はぜひ読んでみてほしいです。

動きをシンクロさせる新技術「BodySharing」はフィットネスをどう変える? 工学研究者・玉城絵美氏に聞く身体テクノロジーのこれから | Tarzan Web(ターザンウェブ)

次回は自重トレ&マインドフルネスを絡めたアメリカのフィットネス文化の現在、そして次々回はまったく新しいストリート身体文化の取材記事が、年明けから公開されていく予定です。

NPOの書籍

それと、関わっているNPOに関連したビジネス系の書籍を編集中です。今のところ編集は最終段階にさしかかっており、カバーデザインも固まってきていて、紫洲書院から2023年1月末に発売予定です。

その他①このブログで最近数字的に良かった記事

このブログ、なぜか前月比1.5倍ペースで成長してるんですよね。ただ、記事ごとのPVはかなりバラつきがあります。要因は分析してないのでよくわかりません。

ここ最近で数字的に良かった記事は以下の3つです。

高度資本主義・縮退ニッポンに適合した『すずめの戸締まり』、そしてスタジオジブリの匂わせ投稿について | にどね研究所

→これは『すずめの戸締まり』論(みたいなやつ)です。このブログではカルチャー批評系の記事を上げると毎回、他の記事と全然違っていい数字が出がちです。本人的には微妙に不本意なんですが……。

YouTuber的に考えると本当はそこ(カルチャー批評)だけに振り切った方が伸びると思いつつ、そういうゲームハックをする気がなくて、そもそもめちゃくちゃ力を入れて更新まではできない……ということがあります。余力があれば更新しよう、ぐらいの感じです。

ジムをやめて自重トレを2年半やってみて感じたこと、あるいは「習慣化」について | にどね研究所

→これはフィットネス系の記事ですが、カルチャー系に加えてフィットネス系もなんかいいらしいです。変な記事ですが、謎すぎる進入角度で書いているのがいいのかなぁ。どうなんだろ。

消費社会に距離を取るための基本計画、あるいはOasisの「Acquiesce」と日英の距離感について | にどね研究所

→少し変化球的なカルチャー批評の記事で、SNSでシェアされたりとかして、わりと読まれたみたいです。

あとは、有料マガジンも書いているんですが、ちょっと更新が止まっていたので、今月中に2本ぐらいは、新しい記事を上げられるようにします。内容はガチガチの堅いものです。

その他②Podcast

Podcastも更新してますが、こっちはブログに比べて全然伸びてないです。まあ長いですからね……。「どれどれ」と見に行って、いきなり「47分」とか「1時間40分」とか表示されると、聞く気にならないのかなぁと。ただ、面白い部分はあるとは思うので、他のメンバーの小池さん、竹本さんと話してて、切り出して記事化しようかという案も出ています。Podcastそのものは、もっと短く15分ぐらいとか、またはテーマをやや実用的にするとか、そういう路線にしようかなと、なんとなく思っています。

最近の雑感

最近の雑感も書きます。

まず、散歩はもうちょいした方がいいなと思いました。どうにもここ数日モチベーションが上がらない日が続いていたのですが、散歩するといろいろ回復しました。とにかく家の周りを太陽の出てるあいだに歩く。これだけで集中しやすくなったり億劫な物事に取り組みやすくなる感じがしました。

あと、ここ数日の不調の原因として、ちょっと重めの事務処理仕事と家事を後回しにしていたことがあったようです。そこで、このあいだ意を決してその事務処理仕事と家事を終わらせたら、いろいろ頭がクリアになりました。家事というのは、夏に育てていたゴーヤの片付けです。さすがにもう枯れているんですが、あまりにも茂らせすぎて片付けるのが大変でした。1時間ぐらいかかりましたが、終わらせて本当に良かったなと思います。やっぱり頭のなかに何らかの重しがモヤのようにかかっているとダメなんですよね。さっさとやるべきことは、さっさと終わらせるにかぎります。

もうひとつ、いまは習慣として毎日数分でも、勉強、トレーニング、ピアノをやる時間をとっています。勉強は英語とビジネス系のやつで、トレーニングは自重トレです。で、これは「数秒であっても毎日やる」ということを目標にしているので、夜9時以降にやることが多いのですが、日中の仕事中で倦んできたタイミングで、そういうものを差し込むのもいいかな、というふうに思いました。

岡田奈々さんが取材で言っていて印象的だったのですが、「気分転換」って本当に大事だなと。で、これって「転換」というところが味噌で、くるくると体験や目に入るものを変えていくと気分がリフレッシュされたり創造的になれる部分があるようで、まさにRe-Creationだなと。安部磯雄も同じようなことを言っていたので、このへんは「文化系のための野球入門」でも少し触れたいなと思いました。

読んだもの

読んだり観たりしたもので言うと、中公新書の『人類の起源』が面白かったです。ゲノム解析により判明した人類の成り立ちの最新情報が出てます。ネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝子が現代人に混ざっているというのも興味深いですし、人類の成立そのものが相当に多元的な因子によるというのも、まあ言われてみればそれはそうなのですが、「そうなんだ〜」となりました。今は同じ中公新書の『縄文人と弥生人』を寝る前に読んでます。こっちはどちらかというと日本人の起源説を明治から辿るというもので、政治社会状況など時代によってものすごく変化しているようです。

観てるもの

ドラマや映画等に関しては、もうシーズン1終わっちゃいましたが『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』がダントツで面白かったです。『鎌倉殿』『舞いあがれ!』『エルピス』なんかも観てます。あとは、まだちょっとですがNetflixの『ザ・クラウン』は面白そうだと感じました。イギリス王室の話なので、ハウドラロスを埋められるかなと思って。

今やっているなかでは『エルピス』がめちゃめちゃ面白いです。メディア業界の辺境(グリーンランドぐらい)で生きている人間として、「ああ、みんなこんな感じで仕事してるのかもな〜」と思います。自分としては、エルピスの彼らのように、忖度と同調圧力、業界事情に左右されて生きるなんてクソだ、生きる屍だと思っているので、辺境人みたいになっていますが、まあそりゃ中の人は大変だわな……と。まあ忖度と惰性で仕事してるのがクソなんですけど。

でも、メディア業界に佐野亜裕美Pのような人はほとんどいないのはなんでだろう、と思います。業界で生き延びるには蛮勇は不要、ということなのかな。正直、つまんねー奴らだなーとは思ってしまっているのですが、自分はというとただの末端でしかないので、時間をもっと創造的に使って、かつお金もきちんと稼ぐモデルを確立しないとなんも言えない、と思っています。ということで今回はこのへんで。

(了)

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