アンダーコントロールな運動、あるいはオープンウインドウ仮説について

(Do) Sports

このあいだの三連休でずっと原稿をやっていて1本仕上げたので、どうも疲れが溜まっているらしい。それと一昨日にフルプッシュアップとレッグレイズを10reps×2セットやったのがけっこう来ている。

プッシュアップを完全に体をコントロールしながら10repsやるのは、実はけっこうきついのだ。みんな「腕立て10回なんで簡単でしょ」と思っている。たしかに気合いでやれば腕立て10回は簡単なのだが、完全にアンダーコントロールでやれる人はほとんどいなかったりする。

三連休でまとめていたインタビュー記事は最新のテクノロジーとフィットネスの話なのだが、工学系の専門家でも「スクワットを正しいフォームでやるのは、3回でもきついですよね」と言っている。

最近ようやく「身体のモニタリング」が人力でできるようになってきた感じがある。オープンウインドウ仮説などと言われるが、身体に負荷をかけると一時的に免疫力が弱まり、喉が痛くなったりと、筋肉痛以外での体調が悪くなったりする(参考:鈴木克彦「運動によるさまざまな免疫変動と意義」)。

体調が悪くなるのは、トレーニングの負荷がオーバーになっている可能性がある。だから過負荷にならないよう、メニューを微調整する必要がある。

自分の場合はフルプッシュアップとレッグレイズ10repsを2セットやらずに、1セットだけ、というように、“より漸進的に”したほうがいいということになる。

Apple Watch、Fitbit、Oura Ringなど、近年のモニタリングテクノロジーの進化は目覚ましいが、デバイスに頼らずに心身のコンディションをモニタリングできるようになったら便利なのかなと思う。……とか、そういうことを考えるようになったきっかけが三連休にやっていた原稿なので、たぶんあと数週間したらターザンで出るはず。

今日は「インプットとアウトプット」という話をざっと書いて整理しようと思っていたのだが、前段でさくっと流そうと思っていたフィットネスの話が長くなったのでこの記事にして、インプットとアウトプットの話はまたあとで別の記事で書こうと思います。

(了)

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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