ハウス・オブ・ザ・ドラゴン6話ざっくり感想:ガンダムSEED化するターガリエン王国

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いきなり10年時空が飛んで、出るわ出るわ、ドラゴンの数々。ファーストガンダムでガンダムに乗ってるのってアムロだけで、GOTでもドラゴンに乗ってるのはデナーリスだけだったんですが、ガンダムSEEDではみんなガンダム乗ってますよね。HOTDもそんな感じになってきました。

「ドラゴンに乗る」ってのは荒唐無稽なのでいきなりやるとアホっぽくなりそうなもんですが、GOTで文脈を積み重ねているのでもはや無理ではなくなっていると。文脈を積み重ねることの大事さを、改めて感じました。自分も活かしていきたい……。

そして今までは「HOTDは血まみれ版『花より男子』」説を唱えてきましたが、レイニラとアリセントが成長しちゃって少女漫画成分が薄れてきてしまい、今度は男女のドロドロ愛憎劇+ガンダム多すぎということで、ガンダムSEED成分が急激に高まってきました。なるほどね、まさかそう来るとは……。

あとは、ファミリー感が出てきましたね。いい意味ではなく。レイニラはよくわからんけど家族を引き連れてドラゴンストーンに行っちゃうし。それと、今回は男子校っぽい感じでした。最初はHOTDってシスターフッドとかエンパワーメント系の話になるのかなと思ってたら、やっぱり早々に裏切ってくる。

エイゴンが窓に全裸で立ってマスターベーションをしているシーンは、今すぐに誰でもできることではあるんですが、衝撃を受けました。誰でもできるけど誰もやろうとしなかったことですからね。北朝鮮を電撃訪問したトランプ前大統領並みに発想が自由なので、君主として大化けする可能性があります。(なお、僕はトランプ支持者ではありません)

あとはやっぱりデイモンですね。この男、どうなっていくのかまったく予想がつかないのですが、まさかレーナと結婚して子どもをつくるとは。あとドラカリスのシーン、「ターガリエンだったら(ヴェラリオンはターガリエンではないけど、ドラゴンライダーであれば)死なないのでは?」と一瞬思いましたが、ダメでした。実際デナーリスがセルフドラカリスしたらどうなるんだろうと余計なことを考えてしまいました。

批評的には、まったく予想がつかない! まとめるのが難しそうな話になっていきそうです。

(了)

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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