家の灰皿をときどき洗うこと、「健康的にタバコを吸う」という二重性

生活

最近こんなことを思った。

「コロンブスの卵的な発想」でありつつ、「馬鹿」であるということ。

「めちゃくちゃ頭いい!!」感と裏腹の「究極的に馬鹿」感の、二重性みたいなものがあり、物事をこういう二重性で捉えておくのはけっこう大事なのかなと思う。

それで言うと、以前はタバコをやめたり再開したりしていたが、最近は1日に5〜6本ぐらい吸う感じになっている。

なぜかというと「健康的にタバコを吸う」ということを考えるようになったからだ。タバコというのは一種の愚行権の行使である。普通に頭の良い人は吸わないもの。でも、健康は害するけれど豊かな時間になったりもする。「健康的にタバコを吸う」なんて矛盾していて成立しようがないように見えるが、そういう二重性のなかに生きるというのもアリなのかなと思った。

ただ、二重性を生きるにはちょっと工夫が必要で、タバコに関してはたとえば「毎日、灰皿から吸い殻を捨てる」とか、「ときどき灰皿をキレイに洗う」、それと「家の灰皿だからといってテキトーなデザインのものではなく、気に入ったデザインのものを使う」ということがあるのかなと思う。

できるだけ毎日吸い殻を捨てるのは、家にいるときは(僕はほとんど家で仕事をしたりして過ごすことが多い)、一日の本数がカウントできるからである。タバコはたしかに吸いすぎると健康には良くない。

灰皿をキレイに洗う、気に入ったデザインのものを使うのは、せめて気分だけでもいつも健康的でいられるからである。これは単純化して言えば「ていねいな暮らし」的なものなのかもしれないし、そうでないかもしれない。ともかく言えるのは、気分は意外と大事だということ。そして、「タバコを吸ってるな、俺、不健康だな」と自分に思わせるような要素をあえて見えなくしてしまう、みたいなちょっとしたことが、「二重性を生きる」ということにつながるのかなと思った。

(了)

編集者、ライター。1986年生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒、同大学院社会学研究科修士課程中退。雑誌、Webメディア、PRコンテンツ等の制作を経験し、2021年からるろうにとなりました。PLANETSで「文化系のための野球入門」を連載中です。
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