iPhoneの“メモ”アプリについて

アイデア

iPhoneの「メモ」アプリは、iPhoneユーザーは誰でも使えるもののわりに、けっこう便利だなと思う。遡ると2017年から使っているので、4年ぐらいは使っていることになる(わりと最近……)。

iPhoneのメモアプリを使う

思いつきを書き込むハードルが低い

ひとつは、ちょっとした思いつきレベルの話を、Twitterに書くよりもハードル低く放り込んでおける。

タイトルを書かないといけないという縛り

タイトルは一応つけなければいけないので、LINEの自分ひとりのグループに入れておくよりも検索しやすいのと、後で見返しやすい。

【ところで、LINEひとりグループについて】

ちなみにLINEの自分ひとりのグループというのは、これもメモに便利で、トピック別に立てている。

「野球本アイデアメモ」…これは「文化系のための野球入門」連載に関する思いつき、Web記事とか論文へのリンク、みつけた良さげな参考文献の書名などをメモしている。

「Keepメモ」…これはどっかのタイミングでみんな入れられたやつじゃないかなと思うが、僕は買い物メモなどに使っている。ストックが尽きた食材とか生活用品など。買い物メモはAppleのメモアプリには入れておく必要がない(ストック情報ではなくフロー情報なので)ので、LINEでいいかなと思う。

「フラッシュアイデアメモ」…これは上記以外のクリエイティブ系の思いつきを放り込んでいる場所。

「野球トレーニングメモ」…これはトレーニングのメモ。試合や練習で得た気づきが書いてある。

「野球トレーニングメモ」にはこんなのが書いてあった。

ピッチングの時に右膝が3塁側に倒れてしまうと言うことを川島さんに指摘されたが、それを矯正するにはどうすれば良いかというと気をつけるべきポイントがある。
投げるときに前に出て行く時に右膝を投球方向に向けるようにする。そうすると比較的コントロールが安定する。右膝を投球方向に向けつつ股の内側を絞るというか少し内股になるようなイメージで右膝をホームプレートに向けていく、という意識でやるのがいいかなと思う。

投げる時にボールを少し前に下ろしてみる。後ろにバックスイングするのではなく。

山岡みたいにグラブを下ろした時に左足の前に出して前に出てくのもいいかも。
https://youtube.com/shorts/F9HVJbwRI8Q?feature=share

なんじゃこりゃという感じだが、LINEひとりグループは時系列で何を考えていたのかがわかるのがよいかなと思う。

……iPhoneメモアプリの話に戻ります。

読書メモで、写真をとりこむ

LINEひとりグループにも画像はアップできるのだが、ストレージの問題から、しばらくするとプレビュー画像しか見れなくなってしまう。メモアプリはそのへんはあまり厳格ではない。

主に、文献などの重要なところ、あとで使えそうな部分をページの写真を撮っておいて、それをメモアプリのその本の読書メモ――「タイトル+読書メモ」みたいなタイトルをつける――に貼っておくとあとで検索できる。これ、書いてて思ったけど昔のevernoteみたいな使い方かもしれない。

スマホでもPCでも両方扱える

スマホでもPCでも、ネットに接続していれば勝手に同期してくれるのがよい。

ちなみにストレージの問題だけど、僕は下記の記事にも書いたように、iPhoneでめちゃめちゃたくさん動画を撮っているので、今は月1300円の2TBストレージプランを契約している。こういうふうにAppleのサブスクビジネスに巻き込まれていくのかなと思うが、まあしょうがないのかなと思う。

iPadで手書きのメモを残す

iPadとApple Pencilを持っているので、たまにゲラチェックがあったり、デザインラフを書いたりするのに使っている。メモアプリはiPadとも同期するのでこれは便利だと思う。

昔は、紙のゲラチェックは、紙に印刷する→スキャナーで取り込む、みたいなことをやっていたが、かなり面倒くさい。特に大量のゲラをスキャナーに読み込ませるのは、専用の機械じゃないとかなり面倒だ。今はフリーなのでそういうプリンタスキャナーみたいなのは気軽に使えないという、現実的な問題もある。

書いてて思ったのが、デザインラフを描く機会はそんなに多くないので、iPadで描画するのに全然慣れていない。もう少しラフを描く機会を増やしたい気もする。

【余談:紙のノートについて】

紙のノートも実は使っている。これも会議のメモを取ったり、取材中のメモには使っている。キーボードを打つと思考が止まるので、ペンで紙にメモするほうがよいときもある。

iPadで手書きメモを取ってもいいのかもしれないが、すぐにデバイスが自動オフになったりするのが面倒なのと、書き味がどうしてもデジタルなので思考の邪魔をされたりもする。そういった即座のメモが必要なときはまだ紙のほうが便利だったりする。今使っているのはマルマンのB5・40シート・6.5mmのやつである。Amazonでも売っているがまとめ売りなので高い。僕は新宿の世界堂でいろんなノートと手触りを見比べてこれを買った。こういうメモ帳や手帳などのサイズはA5版が定番だがB5のほうがちょっと大きいので図とかは書きやすい。

タグを打っとく

本文中に英語で #book #movie #mtg #blog #news などと、タグを打っておくと、あとでメモアプリの起動画面ですぐに引っ掛けることができる。タグはこういうふうに文字列の少ないやつだと打ちやすいのでいいかなと思う。

メールの下書きについて

他の人に出すメールの1通目はけっこう重要である。そういうメールやチャットの文章は、下書きをするのだが、このときにはメモ帳は使わない。メモ帳は対外的なものではなく内的なもの、クリエイティブなものな気はするので、あまりビジネス的な文脈を入れたくない、というのがある。

1通目のメールを書くときは、だいたい「テキストエディット」アプリで書いてよく読み直し、そのあとにGmailアプリに貼り付ける。これは誤送信を防ぐというのもあるし、挙動がサクサクである、書式がフリーなのと、テキストエディットで書くとメールアプリ上で直接書くよりも思考が制約されにくいので。

最初は、失礼を承知で率直に書く(誤送信の恐れがないので)→それを踏まえて失礼のないようにリライトする→そのあとメールアプリに貼り付けてもう一回推敲する、という順番でやる。

1通目=初手はそれぐらい大事なのでがんばってやるけど、あとは相手の反応がよければいちいち下書きせずにメールアプリに直接書いてしまったり、iPhoneから手打ちで返信したりする。

というわけでメモをどういうふうに使っているかを振り返ってみた。

みなさんはメモはどういうふうにしていますか? 会ったときとかにぜひ教えてください。

(了)

編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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