野球ノートを書いたので、最近の生活とか仕事の話を日記的に書いてみる。
執筆のハードル
最近は、「文化系の野球入門」連載をなんとか終わらせることが一番の課題だ。日々何かしら書いたり調べたりはしているのだが、なかなかパキっと連載1本分を書ききれず、載せてもらっているPLANETS編集部に申し訳ない…と思いながら、という状況になっている。9月で一旦終わりなので、そこまで迷惑をかけずにできると良いのだが……。
そもそもこの「文化系のための野球入門」は、自分個人の「野球という文化に見通しがつくようにしたい」というのがモチベーションなのだが、野球それ自体が非常に巨大なものなので、いろんなことを勉強した上でないと正確さを担保した書き方ができないところがある。
これまでの野球文化論の本は、特定のテーマに絞ったものが多い。それはそれで面白いけれど、総合的な視点が持てない。そういった現在の野球文化論に欠けた部分を立て直そうと思っているのだが、そのためには社会史・文化史・政治史・ジェンダー論などのさまざまな分野を幅広く知らないといけない。そのための勉強や文献の読み込み・情報リサーチなど、やることが本当に多かったりする。その膨大な時間で生み出されるのは、たかだか数百字とかのセンテンスにすぎない。コストパフォーマンスから言えばかなり悪いと言わざるを得ない。
仕事と生活資金
今までは、毎月の生活資金のために何らかの仕事をするようにしていた。やっていないと不安だからというのも大きい。でも、やはり自分の文章の執筆を書くには、マルチタスクは無理である。最近は、意図的にせよそうでないにせよ、他の仕事がかなり減っていて、今はもうTarzan Webだけになっている。
Tarzan Webの仕事は、編集部の方々も本当に色々サポートしてくださっていて、企画の方向性も僕のやりたいこととほとんど同じなので、仕事っぽくなくライフワーク的にできる。連載のほうもライフワークだったのだが、Tarzanの仕事はライフワーク的でありつつ、野球とは違うフィットネスや体育についてなので、新しい知見や考え方がどんどん得られる。インプットとしてはいい循環になっていると思う。
なので、しばらく受託の仕事はTarzanだけにする。それだけでは当然、収入として十分でないのだが、とにかく①連載の執筆、プラス②Tarzanの企画と執筆、今後しばらくはこれだけに集中するのがいいかなと思う。
他のやること
他に取り組んでいることは、Podcastのような同人活動、野球チームや地域活動などの市民活動があるが、そちらは最低限の時間を割いて、細々とであっても継続できるようにしたい。
◇
要するに、野球連載の執筆が終わるまで、他のことはなるだけ考えない。集中してやる、毎日執筆できる状況を作って維持する。この方針で行こうと思う。
コメント