Podcast(42)東大は奥多摩に移転すべき!? 日本の大学ヒエラルキーと秘密のハイ・ソサエティについて を更新しました(大学と地方創生、米軍基地についての追記あり)

社会

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」の最新回を公開しました。

今回のテーマは「日本の大学ヒエラルキー」。なぜ東大は奥多摩に移転すべきなのか? そこにある階層化の問題、ハイ・ソサエティの「いやらしさ」、そして周辺環境について、元東大生の小池さんを中心に議論しました。

(注)このPodcastのなかで大阪公立大学の英語表記を「The University Of Osaka」と言っていますが、正式には「Osaka Metropolitan University」となったようです。https://www.omu.ac.jp/

(追記)大学と地方創生、米軍基地について

言い忘れましたが、この回で僕が言っている「東大は奥多摩に移転すべき」というのは、実は町おこしにいいのではないか、と思うからなのです。イギリスならオックスフォードやケンブリッジはロンドンからけっこう離れていますが、大学を核に独特の文化を形成しています。日本でも、筑波大学がやりたかったのはそういうことなのですよね。

実は古くは、関東大震災後に一橋大学(当時の名称は東京商科大学)が都心の神田から郊外の国立に、東京工業大学が下町の蔵前からこちらも郊外の大岡山に移転しました。このふたつの大学の存在はそれぞれ、JR中央線、東急大井町線の沿線まちづくりに貢献しています。

東京都心への一極集中を是正するという社会的な目線から、真っ先に東大がいなかまちに移転することで、経済圏をつくったり地方創生に貢献することも可能なのではないか、東京の西側奥、奥多摩町、青梅市、あきる野市、福生市、羽村市などはとてもいいのではと。

何だったら福生にある米軍横田基地と用地交換をしてもいいと思うのですよね。知識人のあいだでは「東京の人々は在日米軍による防衛の利益を享受しながら、沖縄の人たちのような犠牲は全然払っていない。ならば都心に米軍基地を受け入れるべきではないか?」という意見が出たりもします。であるなら、横田基地と東大の本郷・駒場キャンパス用地交換はありなのかなと。

もちろん、横田基地はアメリカ空軍の航空基地なので、都心に飛行場を作らないといけなくなるのですが……。そうなると都心に普天間基地(つまり市街地の真ん中に在日米軍の飛行場がある)みたいなものができることになっちゃいますが、実際に普天間のある宜野湾市の人たちはそういう暮らしをしていたりもするのですよね。

▲普天間基地の位置、こんな感じです。めちゃめちゃ市街地の真ん中にあるという……。

Podcast「フリーランスが学ぶ!企業社会の歩き方」とは?

小池、竹本、中野の20〜30代フリーランス編集者/ライター3名で、「この社会で働き生活する」ということについて、いろんなコンテンツや時事ネタなどをもとに考えていくというものです。

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編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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