インフレについて京都でふと考えた

雑記

日曜から再び関西に来ており、いまは京都にいます。上の写真は、広池というところです。

▲滋賀にも行きました。

関西経済、東京都知事選での石丸伸二氏の躍進などをここ数日でいろいろ見ていてふと思ったのですが、今ってインフレじゃないですか。で、自分の生活実感としてインフレの果実ってあまり落ちてきてないんですよね。賃金が上がるわけではないけれども物価は上がるのでむしろマイナスだなと。

で、これって自分がいまBtoBの仕事ばかりしているからなのでは? と思ったのです。自分から値上げできないというか……いや、交渉力があればできるかもしれないが今はそこの精神的余力がない。

でも10年前はBtoCばっかりやっていて、最終消費者にモノを売ることもしていたので、価格決定もやっていた。ところがなんとなく「BtoCは疲れるでしょ、一般的にビジネスパーソンのあいだではBtoBのほうが金額も大きいし業績も安定するって言われてるんだよ」という話をよく聞くようになって、今はいつの間にかBtoBマンになっている。

以前は雑誌を作って売ったり、電子書籍を作って売ったり、イベント企画したり、BtoCしてたんですよね……。大人になってしまったのだろうか……。でも大人になったらむしろ、昔みたいに2週間しか働いてないのにすごい売り上げになるみたいなことも逆にないな……。とか思いました。

というわけで、現状の世に出ているBtoC商品で、買ってもらえるとちゃんと僕に還ってくる商品を貼っておきます!(唐突な宣伝)

▼Amazonレビュー115個のうちほとんど★5!
大好評のインディペンデント電子書籍『宮台真司・愛のキャラバン――恋愛砂漠を生き延びるための、たったひとつの方法』

『宮台真司・愛のキャラバン――恋愛砂漠を生き延びるための、たったひとつの方法』

他の作品はだいたい権利を会社に移譲しているのでいくら買ってもらっても僕には1円も入らないのです。未読の方はぜひ買っていただけると幸いです。

それはさておき、自分が直接人を楽しませるとか、クライアントワークじゃない自主企画でボランティアではなくきちんと正当にお金が得られるしくみとか、今は全然やってないな……と思います。この当時は予実管理とかきっちりやって目標売上とかも決めていたんですよね。ろくに会社員経験もないままやっていましたが、今思うとだいたい合ってたんです。むしろ会社員経験して余計な知識がついている今のほうが、いろいろ頭も目も濁ってしまっている。社会人経験ってなんなんでしょうね……。学生時代の曇りなき眼って案外大事だなと。

正直、『愛のキャラバン』で不幸になった人はいないんじゃないかと思います。実際、「関わった人みながちょびっと幸せになる」スキームを考えていました。宮台さんにとってもこの種の企画は久しぶりでリハビリになったのではないかと思いますし、高石宏輔さんはその後に単著デビューし文筆家になりました。企画運営側の僕らも働いた分以上のお金を得ることができた。

それでいうと、『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』の成瀬って、アントレプレナーで、社会人経験はないけれども非常に本質的な動きをしているんですよね。

宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』新潮社、2024年。

まあ、そのあたりはまた考えてみようかなと思います。

まずは今の受託仕事を終わらせ、パルクールを終わらせ、野球本を終わらせる。これを目標にがんばります。

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