3月15日ギリギリにようやく確定申告を終えられた。freeeでなるべく自動化しており、年々慣れてきているので、今年は作業開始から終了まで3時間20分で終えることができた。昨年は4時間半ぐらいかかった気がするので、少し進歩したかもしれない。
確定申告というと1年の売上もわかるのだが、さすがにこの2年は仕事をしなさすぎたことがよくわかった。節約も進んでいるのでなんとかなっているが、自分の最大年収だった頃の金額で、今の支出だったら相当貯金できていることになるので……2024年はバリバリ仕事をして稼ぐ!を目標にしたいと思った。まずは書籍を終わらせること。ここ最近、鹿児島に行ったり北陸に行ったりと横っことをしていて進んでいないため、今月中になんとか今持っているライティング仕事にめどをつけたい! 倒れるまでやろうかと思う。「武士道とは死ぬことと見つけたり」というのは、特攻したり城を枕にして華々しく散れという意味ではなく、「死ぬ気でやればなんとかなる、どうせ死なないんだから大丈夫」という意味である。武士道を実践する。
ちなみにfreeeで確定申告をやっていたら、今年から新たに「消費税を申告する」というボタンが出てきた。そうだ、インボイスが去年10月から始まっていて、その分の納税が必要になる(インボイス登録自体はやってある)。試しにfreeeで納税額を出してみたら、2割納付特例が4年間あるためそれほど多いわけではないけれども、これは3ヶ月分である。もし1年分払うとなると、4倍になる計算だ。これはまずい。
自分は現行の青色申告はもう10年くらいやっているので、節税に関してはかなりしっかりやっている(もちろん合法的な範囲で、だが)。2024年以降の申告では、消費税の節税に関しても勉強しなければならないだろう。節税に詳しくなるというのは、すなわち経理に詳しくなるということでもある。世の中の仕組みはきちんと知っておかねばならない。さっそく「消費税 節税」で検索したらすでにいくつか税理士さんの記事がヒットした。たとえば「【税理士監修】消費税の節税方法ガイド|今すぐ見直すべき11の項目」という記事など。来年以降はこの勉強もしなきゃいかんのか……と思った。
2023年、ある新年会に出たときに「今年の抱負を」というお題で喋る機会があって、そのときに「法人化する」という目標を掲げた。しかし結局いろいろなことに流されて、できずじまいだった。実は、去年は編集・ライティング以外にもいろいろな仕事のタネを蒔いてみた。百姓形式である。百姓というのは、「農民」の意味だと思われているが、本当は「百の仕事をする」=つまりいろんな仕事をする人、という意味である。昔の庶民は農業以外にもいろんなことをやっていたのだ。世は大フリーランス時代(ホントか?)、自分だったら編集・ライター以外の仕事もしてもいいのでは? と感じている(その前に本を完成させるべきだが)。実は去年から建築設計の仕事(設計士ではなくコンサル的なものだが)を始めて、1件受注しすでに工事も始まっている。他にも、これは前からやっているのだが広告制作やフリーランス広報の仕事などもある。ただ、大きい案件だと法人でないと頼みにくい……という雰囲気を感じている。法人でない個人はやはり信用度という部分では劣ってしまう。
そもそも編集・ライティングの仕事は受託仕事が多い。受託ではなく、昔やった宮台さんの電子書籍/YouTubeのように、自分が元請けになる仕事もしていかなければならない。PLANETSにしろ下請けではなくBtoCでやっていたので、ああいうモデルだってまったくできなくはないということは、半分ぐらい実感としてある。またインボイスになってから法人化のメリットは若干上がっているように思われる。
とはいえ横っことをやるのはもうおしまいにして、いったん執筆仕事を「武士道とは死ぬことと見つけたり」でやっていき、そっちにめどがついたら上記のようなことをやるのを再開したいと思う。(了)
Photo: Steve BuissinneによるPixabayからの画像
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