日曜の夜にちょっと寒気があって、熱を測ったら36.9度とちょっと微熱だった。去年の夏にコロナにかかって3日ほど寝込んだことがあったが、それ以来の体調悪化だった。これはあかん!と思い、すぐに対策をした。
だいたい熱が出るときには以下のようなことをして対策している。
(1)粉末のアクエリアスを1リットルの水筒に入れてたくさん飲む
体調が良くないときは水分が足りていないことが多いので水分をしっかりとる。ガブ飲みというよりは、枕元に置いておいて、飲みすぎない範囲でたくさんとって、トイレにも意識的に行く。粉末のアクエリアスは保存が効くので、ストックしておくと、体調が悪くなったときに買いに行かなくて済むのでとても便利。
(2)厚着をして寝込む
寒気がするのは熱があるからで、むしろ汗をかくようにする。37度台までの熱であれば脳のダメージは少ないので、解熱剤等は飲まない。ちなみにコロナのときは39度前後まで行ったけど、解熱剤は飲まなかった。これはどちらがいいかは一般的なことがわからないので、医者に相談したほうがいいかもしれない。汗をかいたら、タオルを水で濡らしてレンジで温めた蒸しタオルで体を拭いて、着替える。あとは、とにかく気が済むまで寝るようにする。
(3)食欲が回復してきたら豚肉と野菜、果物をたくさん食べる
経験的に、豚肉と野菜をしっかり食べて炭水化物も通常程度に取ると、体調が回復しやすい。食欲が十分あればさっさとこれを食べる。
新宿に住んでいたときは近くに松屋があったので、体調が悪くなってきたら、そこで豚焼肉定食をたらふく食べるようにしていた。横浜に住んでいる今は近くにはないので、キムチ鍋に白菜、ねぎ、にら、しめじ、にんじん、豆腐、豚肉を入れて食べた。夜にはいちごも2つ食べた。
激しい運動をした後の対策
体調が悪くなるというのは、だいたい無理をしていたり、何かのサボりをしているときだと思う。今回は、土曜に野球の試合があったあとに、夜にヨガはやっておいたが、翌日のウォーキングをサボってしまった。それから明らかに体の節々が痛く、それが体調悪化につながったのかなと思う。
野球の試合というのは場合によっては意外と激しい運動だと思う。先週土曜はキャッチャーで何度もしゃがむ・立つを繰り返し、内野安打のとき全力疾走をして、そのあとすぐに盗塁して、さらに味方の攻撃が続いて休む間もなくホームまで帰ってきたので、強度が高すぎた。当日のストレッチ(ヨガ)はもちろん、翌日に軽くウォーキングするなどして体をほぐしたほうがいいなと思った。筋肉痛がある状態で「動かない」を維持してしまうと調子が悪くなる。
運動生理学では、安静・休養・睡眠などの消極的休養(パッシブレスト)に対して、軽いウォーキングやストレッチなどの積極的休養(アクティブレスト)も必要だといわれている。アクティブレストをすることで、激しい運動によって数時間後には固まってしまう血行を良くし、回復を早めるといわれている。
ちなみにパッシブレストは、体と心が求めているときは必要だと思うが、安静にしている(じっとしている)だけでストレスが溜まっていると感じたら、少しアクティブレストを行ったほうがいいと思う。
日々の体調管理
毎日、どの時間に何をしていたかはGoogleカレンダーに書いてログをとるようにしているので、比較してみることができる。
先々週→自重トレ4回(4種目)、ヨガ1回、ウォーキング4回
だったのが、
先週→自重トレ6回(6種目)、ヨガ3回、ウォーキング1回、野球のトレーニング(1時間1回、15分1回)、野球の試合(おおむね動いている時間は90分)
だった。
自重トレ、ヨガ、ウォーキングは1回あたりだいたい5〜10分程度。自重トレや野球の練習・試合はハードトレーニングで、ヨガとウォーキングはアクティブレストである。
そうなると、ハードトレーニング/アクティブレストにかけた時間は、
先々週:40分/50分
先週:225分/40分
ということになる。
おそらく一般に健康にいい運動強度は先々週ぐらいの割合(ハードトレーニングとアクティブレストを1時間弱ずつぐらい)で、先週はハードトレーニングに比べてアクティブレストが少ないかもしれない。
ヨガは日々の座りっぱなしや、ランや野球などで歪んでしまった身体感覚をゼロ値に戻すにはいいのだが、やや対症療法的なものであって、アクティブレストの基本としてはウォーキングを位置づけておくのがいいかなと思う。あと、自重トレはそもそもあまり体を歪ませずに正していく機能が強いので、ヨガに近いところもある(逆立ちやブリッジはその代表的なもの)。
家事の位置づけは悩ましい
ちなみに、ハードトレーニングとアクティブレストの中間的なものとして、日々の家事がある。掃除、洗濯、料理など。これは完全に気分転換になるアクティブレストとも言い切れず、かといってハードトレーニングのような集中力も必要ないので、どう位置づけるのかは悩ましい(というか、考えなくて良い気もする)。
家事は、おおむね仕事を始める前にバーっとやっておくと、よいウォーミングアップになる感じがする。なるべく週初めの朝に床そうじや水拭き、トイレそうじをやると、気持ちも明るくなるし、日々の生活に前向きに取り組める感じがある。なので、Googleカレンダーで毎週月曜朝に「家事」という項目を定期で入れている。月曜にやる気が起きないときもあるけど、火曜か水曜までに終えておくようにしている。
ただ、家事を一生懸命やると、ヨガや自重トレと違って体に歪みが出てしまう。家事は左右不均等で、非常に曲線的な動きが多いからだ。僕がやっている身体運動のなかで家事に一番近いのは、なんと野球である。野球は左右不均等かつ曲線的な動きばかりなので、かなり体が歪む。もちろん家事に比べて野球のほうが強度は高いのだけど。まあ家事は不可欠なもので、野球は気分転換や楽しみのためにやっているので仕方ないのかなとは思う。
最後に、最近の健康関連のツイート
最後に、このあたりの考え方と関連する最近のツイートを貼っておきます。
あと、夕方にお風呂に入るのもいいと思う。そして疲れたときやストレスを感じたときは、早めに寝る。これがめちゃくちゃいいと思う。
ターザンの座りすぎ特集、これはけっこうアイデアの参考になった。「寿命短くてもいいじゃん」というのはそれはそうなのだけど、ここでは美学の話ではなくベーシックな知識の話をしている点に注意してほしい、とは思う。
「文化系」の人たちは、いきなり美学の話をしたがってしまう。しかし、そもそもベーシックな知っておくべき知識がないままに美学の話をしてしまうことは、実は非常に問題であると思う。ベーシックな前提知識を共有した上で、美学の話に進む、そういう慎重な手続きは大事かなと思う。
ちなみに、ベーシックな健康知識に関しては、劇団雌猫の健康本が、かなり前提の部分の話をしているので、勉強になる。こういうベーシックな知識の整理は大事だと思う。
『ローマ皇帝のメンタルトレーニング』は、身体的な健康の話はほぼないのだけれど、ストア哲学と健康にはかなり関わりがある。訳者の方へのインタビューをしたので、そのうちターザンWebで公開されます。
(了)
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