連載「文化系のための野球入門」の最新回が公開されています。
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今回は押川春浪が執筆した1900年のベストセラー小説『海底軍艦』を読み解いています。この作品は今の観点からすると「帝国主義的だ」と批判されることがありますが、この時期の社会状況と照らし合わせて読解すると、なぜそういう描写になったのか納得する部分もあります。
押川春浪や天狗倶楽部の活動は一見すると、いわば「帝国主義+エンジョイベースボール」ともいうべき謎の思想があるように思えます。だけどそれは、社会状況を反映して外面的にそう見えてしまうだけです。
当時の彼らが置かれた社会状況を踏まえて読解することによって、彼らの思想や行動の、現代にも通じる本質的な部分が見えてくると思います。
編集者、ライター。1986年生まれ。2010年からカルチャー誌「PLANETS」編集部、2018年からは株式会社LIGで広報・コンテンツ制作を担当、2021年からフリーランス。現在は「Tarzan」(マガジンハウス)をはじめ、雑誌、Webメディア、企業、NPO等で、ライティング・編集・PR企画に携わっています。
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