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よい取材原稿を書くために。文字起こしの必要性、やり方まとめ | にどね研究所

よい取材原稿を書くために。文字起こしの必要性、やり方まとめ

ライティング・編集

以前、僕が働いていたLIG社のブログ上で、取材・インタビューのやり方についてまとめた記事を出しました。これです。

取材・インタビューってどうやるの? 企画書作成から当日の段取りまで解説します

上記の記事は「取材 やり方」などの検索で上位に表示されており、前に確認したときには累計で1〜2万ぐらいのPVがあったと思います。僕は過去に雑誌や書籍のライティングを数多く手掛けてきており(詳しくはAboutページに簡単にまとめました)、その経験を踏まえた内容なので、それが良かったのかもしれません。

ただ、上記の記事はあくまでも概略です。僕は地方自治体や企業でライター講座の講師などもやっていて(詳しくはこちらにレポート記事がまとまっています)、原稿制作のいろいろなフェーズについてお話ししたりしています。原稿制作には、おおまかには企画→取材→執筆→編集→公開というようなフェーズがあるのですが、今回の記事では、「執筆」の段階での「文字起こし」について書いていきます。

文字起こしは本当に必要なのか、必要だとしたらなぜなのか

そもそも、文字起こしは何のためにやるのでしょうか。それは大きくは、

  • エビデンスをとる
  • 取材相手の込めたニュアンス、意図をしっかり把握した上で原稿に落とし込む

というふたつの意義があります。多少言葉足らずになってしまうかもしれませんが、順番に書いていきたいと思います。

「こたつ記事」「PR記事」の問題

出版業界では文字起こしをする意義はよく理解されていますが、比較的歴史の新しいWebメディアの世界では、「文字起こしなんて、前時代的で非効率的では?」と考えている人もいます。

いきなりクリティカルな話をしますが、Webの世界では「こたつ記事」と言って、Googleで検索して拾ってきたいろんな記事をつぎはぎして自分たちのメディアの記事として公開するということを(SEO=検索エンジン最適化の対策のためと銘打って)、やっているところがあります。こたつ記事は手間がかからないので「効率的」だと考える向きもけっこうあります。「取材」もしなくていいですし、取材をしないのであればそもそも取材音源がないので文字起こしも必要ないので、たしかに一見「効率的」に思えます。

それともうひとつ、Webメディアの世界では「PR記事」というものがよく作られています。あるキーワードで検索してサイトを訪問した人に、「この商品はこんなに魅力的なんですよ」ということを伝えて、コンバージョンにつなげる、ということを目的にしているものです。

PR記事の場合、「取材・報道」が主たる目的ではないですし、記事制作にまつわる費用は広告主が出しているため、広告主側は「自分たちの都合のいい記事にしてよい」と考えてしまいがちです(Webの世界では特にその傾向が強いです)。そして、PR記事にはちょっとツッコミどころのある「おもしろ」を売りにする記事もあり、その場合は記事を作る段階でかなり創作を入れていきます。そうしたものの場合、「実際の取材で本当にそのようなやりとりがあったか」は重視されません。

Webではこうした「こたつ記事」「PR記事」を作ることがそれなりに一般的に行われています。それゆえに「きちんと取材しよう」「ファクトをベースにしよう」「エビデンスをしっかりとろう」という、新聞社や、雑誌を刊行する出版社がこれまでやってきた”当たり前のこと”がおざなりにされてしまいやすいのです。

それが間違った方向に行くと、「新聞や出版と違って俺たちのほうが効率的」という、大幅に間違っており、かつ「奢った」意識へと発展しており、それがWebの、モラルを無視したいわゆる「フェイクニュース」の温床にもなっている、と僕は考えています。

文字起こしは、そもそも原稿制作のためという以前に、「エビデンスをとる」という意味合いがあります。

文字起こしをきちんとしておけば、取材対象者の話した内容を書く際に「こういうふうに発言されていたので書きました」ということがファクトとして取材対象者にも提示できますし、ライターから原稿を渡された編集者の側も「本当に取材でこういう話をしていたか」を確認でき、ライターが間違った認識で書いてしまうことを予防することもできます。文字起こしは、そういったエビデンスをとるためのものである、という点をまず押さえておく必要があります。

取材相手の込めたニュアンス、意図をしっかり把握した上で原稿に落とし込む

文字起こしの意義は、エビデンスをとる以外にもうひとつ、「取材相手の込めたニュアンス、意図をしっかり把握した上で原稿に落とし込む」という点にもあります。

僕が前にやった地方創生ライター講座で言ったことで、受講生の方がツイートしてくれていたものがあるので、それを拾ってきます。

これは本当にそのとおりで、文字起こしをしてみると、「自分がいかに人の話を聞いていないか」がわかります。ほんとにみんな、人の話を聞いてない。一説には、人間は人の話の80%を聞いてない、なんて話もあります。

もちろん、「取材して聞き書きでパパっとやるのが効率的」と言う人もいますし、僕もパパっと書いちゃうときはありますが、文字起こしをしないで書くと、結局、自分(書き手)が取材の瞬間に理解したこと、自分の想定範囲内の話しか書かないし、書けないのです。

ライターを始めたての人は、基本的にすべての取材でしっかり文字起こしをし、「文字起こしをして読んでみての驚き」を身を持って経験したほうがよいです。

そして記事を書く際には、自分が思いもしなかったようなこと、「驚き」をどれだけ記事のなかに盛り込むことができるかが大事です。このときに「取材のときの驚き」を盛り込むのは当たり前ですが、それだけではなく、取材後に文字起こしをしてみると、「あれ、この人、こんなこと言ってたんだ!」「こんな独特な言葉遣いをしてたんだな」ということに気づきます。その場では瞬間的に理解できていなかった、取材対象者のちょっとした言葉遣いから、その人の言いたいこと、その人が込めた意図をより深く知ることができるのです。

そして、その「取材後の文字起こしを読んでの驚き」を、記事にしっかり盛り込んでいくと、よい記事が書きやすくなります

また、文字起こしをしっかりやっておくと、どんなに穫れ高の少ない取材であってもそこそこ水準の記事にできますし、穫れ高の大きい取材なら、それに応じた面白い内容の記事を書くことができる、というメリットもあります。

僕は、20代の初めのころは本当にたくさん、文字起こしをやりました。それがライターとしての地力、基礎的な筋力になっている部分が大いにあると思います。

文字起こしの仕事をする際の注意点

ここからは、文字起こしの仕事をする際に気をつけておくべきことを書いていきます。

まずは、超基本事項

まず、以下の点は、必ず守っていくことが重要です。僕から、文字起こしのお仕事をお願いされた方は、必ず守ってくださいませ。

  • 締切までに、必ず納品を行う(やむを得ない事情で遅れる場合、必ず締切日時までに一報を入れます)。
  • データおよび資料の内容について、第三者に漏洩しない。これは禁止事項ですね。
  • 作業完了後、すみやかに音声データを削除しましょう。

特に3番目の項目については情報漏洩のリスクという観点からも、確実におこなうようにしてください。

文字起こしのルール

話者表記は必ず、かつ丁寧にやる

話者表記を省略してしまう方がときどきいますが、これは絶対にやめてください。

前提として、文字起こしは何度も読み返すもので、ライターも編集者も読むものです。しかし、きちんと話者表記をしないと、すごく読みにくい文字起こしになってしまいます。「文字起こしは何度も読み返すもの→したがって、文書として読みやすいドキュメントになっている必要がある」ということを念頭に置く必要があります。また必ず、話者ごとに改行を入れてください。

具体的には、下記のように記入します。

編集部:
『シン・エヴァ』を鑑賞してみて、どうでしたか?

山田:
ぶっちゃけ僕、もともとそこまでエヴァが好きじゃなくて、まあ全部観てはいますけど、あまり期待せずに行ったんです。でもその期待が、良い意味で裏切られました。「まさかエヴァで泣くとは」って思いました。

原則的には話されたとおりに書く

主観を交えずに、話された通りの言葉を再現するようにしましょう。主観で適当に要約してしまうのは、文字起こしの段階では絶対にNGです。文字起こしを担当するライターの主観が混ざってしまうと、あとで構成をしていく際に不正確な文章になってしまうからです。

また、「不要そうだから」と雑談パートや、合いの手を削ることもNGです。原稿のなかで、そういった部分も使用することがあります。

とはいえ、ケバ取りはする

「あー」「えー」などの無意味な言葉を削る作業=「ケバ取り」は行うようにします。上記のように「話されたとおり書く」のは原則ですが、文脈上も明らかに無意味な言葉は取ってください。こちらも最初に掲げた原則「読みやすい文字起こしをつくる」を考えて文章作成をしていくのがよいです。

「無言」、「(笑)」などのニュアンス表現を入れる

・無言のシーン→(しばし無言)

・笑っているシーン→(笑)

は、入れるようにしましょう。とはいえインタビューでは常に軽く笑っている人も多いので、本当に笑っているときだけでよいです。他にも、特殊な状況の場合には(突然歌い出す、泣き出すなど)、その旨を記載してください。こちらは判断が難しい部分も多いと思うので、自分の判断の範囲でやっていただければよいです。

※ちなみに(笑)で文章が終わるときはそのあとに句点(。)を追加するようにしてください。

例)
山田:
張本さんは「私が通算安打の日本記録保持者ですから!」とか言ってますけど、なんだかんだでイチローが日米通算で張本さんの記録を抜くというときに、わざわざ現地のスタジアムまで足を運んでイチローのことを祝ってますからね。結局、張本さんはイチローが大好きなんですよ(笑)。

適宜、改行を入れる

1人の話がしばらく続く場合などには、適宜、改行を入れましょう。これも繰り返しになりますが、「読みやすい文字起こしをつくる」というのが、この仕事の大きな目的であるためです。

不明な点は率直に書く

文中に「聞き取りづらい単語」「聞き取れたものの、正しいかわからない単語」「話者がそもそもわからないセリフ」などがあれば、それを率直に記載しましょう。その際は、

  • 聞き取りづらい箇所がある場合:聞き取れなかった箇所に「●不明●(XX:XX~)」というように書き、聞き取れなくなったタイミングの最初の時間を入れて赤字にしておく。

いったんすべて起こし終わったら、最低二回は全体を通読して見直す

作業がいったん終わったら、報告(納品)をする前に、「一読して読みやすいか」をチェックするようにしてください。これは上記のポイントすべてをチェックするということでもありつつ、誤字脱字などの文字校正をする、ということでもあります。読み直して文字校正をしっかりするというのはライターの第一歩としてとても重要なので、積極的に取り組んでいくのがよいと思います。

表記について

英数字は半角で記載する

英数字はすべて半角で記載しましょう。Webの世界では、英数字が半角での記載が一般的なため、書き起こしの段階でもそれに揃えていただくのがよいです。

固有名詞を正確なものにする

作品名・人名・作品タイトル・曲名などの固有名詞は、正確に(または、もっともよく使われるもので)表記していただけると助かります。もちろん、限られた時間での文字起こしですので限界はあると思いますし、締切を守れるかどうかのほうが優先順位は高いです。とはいえ、この作業をやっていただくと、文字起こしを受領する側としてはとてもありがたいです。Googleで検索をかけて、公式HPやプレスリリース、Wikipedia、大手新聞社の記事などを参照すると、正確な(または、よく使われる)表記が出てきます。2つ以上、信頼性の高い情報で照合すると、確実性が上がります。それをコピーしてくるのがよいでしょう。

例)×ビッグカメラ→◯ビッカメラ

例)×週間少年ジャンプ→◯週少年ジャンプ

例)×Youtube→◯YouTube

ちなみにやや余談ですが、僕は学生時代、文字起こしをたくさんしていたとき、取材音源に固有名詞が出てきたら一つひとつ調べて表記を正確にするとともに、Wikipediaを読んだり周辺情報のページを調べたりして、知識の増強を図っていました。

専門的な内容の取材音源でも、出てきた固有名詞をどんどん知っていくことで自分の語彙力アップ、知識量アップにつなげることができます。せっかく仕事をするのであれば、やはりそういった積極的な意義付けをしたほうが、単なるバイトではなく自分の勉強にもなるのでオススメです。

カッコの使い方

下記がスタンダードなものになります。

  • 著作、映画、アニメ、アルバム名→『  』(二重カッコ)
    ex)『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』『愛の不時着』『花束みたいな恋をした』『闇の自己啓発』
  • 雑誌名、曲名、テレビ・ラジオ番組、雑誌連載、ウェブサイト→「  」(一重カッコ)
    ex)「ジャンプ」「なかよし」「Make you happy」「100分 de 名著」「Session」「サンデーモーニング」「週刊SPA!」「文春オンライン」
  • 作品名でも、あえてシリーズ全体を指す場合→「 」(一重カッコ)
    「ドラえもん」「プリキュア」 
  • タイトル名の初出時は正式名称、次出以降は(以下〜)として略称表記する
    ex) 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(以下『シン・エヴァ』)

漢字をひらく

「良く」「無い」「の様な」「だった時、」といった文語調の無意味な表現は避けましょう。下記のような慣用句はすべてひらがなで表記するようにしてください。これらは文字起こしを原稿として構成していく際にすべて直すものになります。それを文字起こしの段階でもしてくださると、構成・編集などの後の工程を担当する人間がかなり助かります。

  • 物→もの
  • 時→とき
  • 筈→はず
  • 事→こと
  • 無い→ない
  • 所謂→いわゆる
  • 大体→だいたい
  • 時々→ときどき
  • 話しかけて来る→話しかけてくる
  • 育って行く→育っていく

推測を書く

不明な言葉、不明な話者で誰なのか明確に判断がつかない場合は、推測を記入するようにしましょう。

男性(20:15~。声が小さいので明確にはわかりませんがおそらく「山田」さんかと思います):

↑これは話者が誰なのか不明確な場合です。

中山:

「月曜から夜ふかし」(15:30~。最初にマツコ・デラックスさんが好きと話していたので、「月曜から夜ふかし」かもしれません)という番組をよく観ていて。

↑これは、一聴して何のことかわからないところを推測して書いています。

実際に文字起こしをどのようにやるか

文字起こしのやり方はいくつかあります。10年以上前、僕が大学生でライターの仕事を始めたときは、音源をiPod(!)に入れて再生&ストップを繰り返しながら、全部PCにベタ打ちでやっていました。このときはだいたい10分の文字起こしに1時間かかっていました。

しかし今は、音声入力などをうまく活用するのがよいです。簡単に選択肢を提示します。

iPhoneなど、スマホの音声入力を活用する

iPhoneなどのスマホには音声入力機能があり、それをうまく活用するのも手です。

この音声入力ボタンを押せば、音声入力ができるようになります。iPhoneの場合、句読点(「。」や「、」)を打ったり、改行を入れることもできます。「音声コマンド」というものです。

上記のメモ帳の画面の場合、こんな感じでしゃべっています。

はい てん おんせいにゅうりょくをかつようしてみようとおもいます まる

かいぎょう かいぎょう

ここではあいふぉんのおんせいぼたんをおして てん やってみています まる

ただ、音声コマンドを使いながら喋ると、肝心の「音源のとおりに聞き取って話す」のほうに集中できない、というデメリットもあります。ニュアンスを正確に起こさなければいけないのでこの点はちょっと考えどころです。慣れちゃえばいいのかもしれないですけど……僕はまだまだ慣れていないです。

Googleドキュメントの音声入力を活用する

Googleドキュメントでも音声入力ができます。

ただし、iPhoneとは少し音声コマンドが違い、自由度もちょっと低いです。

下記のスクショは実際に音声入力をやってみたものです。

Googleドキュメントの場合、 iPhone とは句読点の音声コマンドがちょっと違います。2020年3月12日現在では、句点は「まる」(または「くてん」)という音声コマンドで打てますが、読点は「てん」ではだめで、「とうてん」という音声コマンドが必要です。ちなみにどうも改行は音声コマンドではできないようです。

僕は、自分で音声入力をする際にはGoogleドキュメントを使うことが多いです。というのもPC上で適宜、キーボードで修正をおこないながら入力ができるためです。ちなみに話者表記などはiPhoneもGoogleドキュメントも当然、自動ではしてくれないので、手で打ったほうが早いです。

ちなみに自分のやり方は下記のようなものです。

上記のスクショのような感じで、音源をQuickTime Playerで再生させながら、音源はイヤホンで聞くようにし、キーボードの再生/ストップボタンを押したり止めたりしながら、聞き取った内容を喋り直して音声入力していきます。

QuickTime Playerを横長に引き伸ばして表示させているのは、音源を少し戻って聞き直したいときに、マウスでさっと操作できるようにし、かつ少し時間を細かめに戻れるようにするためです。

自分のなかでは現時点で、このやり方がベストプラクティスです。

ただ、今後、人力を必要としない自動文字起こしの精度はどんどん上がっていくでしょうから、あくまでも現時点では、というものになります。

文字起こし作業時間を最短にする工夫について

文字起こしの作業時間についてですが、僕がかつてキーボードにベタ打ちでやっていたときは、10分の音源で1時間、つまり音源の6倍の時間がかかっていました。

音声入力を活用するようになると、速いとだいたい音源の2〜3倍くらいの時間で終わります。

ただ、黙ってキーボードで文字起こしをするよりも、音声入力でやるほうがちょっと疲れるんですよね。疲れたまま作業すると余計に時間がかかってしまうのは、他の仕事と同じです。

なので、1時間の音源を文字起こしするなら、

「1セットあたり15分の音源を文字起こしする、を目標にする」
「それを休憩を挟んだり日を改めたりしながら4セットやって、1時間分を終わらす」

というふうにするとよいのではないかと思います。これでやると計算上は、15分×3倍×4セットなので、1日2セットやるとして2日で終えることができ、作業そのものは3時間(速い人は2時間)かかることになります。そのあと、読み直しや文字校正を1時間弱やるとして、1時間の文字起こしあたり4時間弱で終わる計算です。

そもそも、PCにGoogle日本語入力を入れておく

音声入力はしっかり活用したほうがいいですが、そもそもPCのタイピングには「Google日本語入力」を入れておいたほうがいいです。固有名詞などを、(ほとんどの場合)正確に入力することができます。たとえば「すだまさき」さんは、どんな漢字で書くかを正確に覚えている人は少ないと思いますが、Google日本語入力を入れておくと「すだまさき」を入力すると「菅田将暉」と正確な表記で入力することができます(下図参照)。

Google日本語入力はMacでもWindowsでも導入できます。インストールは下記のリンクを参照してみてください。

Mac – Google 日本語入力(IME)のインストール – PC設定のカルマ
Windows10 – Google 日本語入力(IME)のインストール – PC設定のカルマ

まとめ:単純作業を、単純作業で終わらせないようにする

というわけで今回は「文字起こし」のやり方について、いろいろと書いてみました。

最初のほうにも書きましたが、文字起こしはライター初心者にとっては基礎体力・筋力をつける上でとても良い練習になります。こういう単純作業に思えることでも、きっちり考えてやっていくだけで、自分の力にすることもできるのです。ぜひ積極的に意義を見いだして、取り組んでみてください。

次は、文字起こしをした後の「構成」の工程について書いていきたいと思います。

(2021.03.14追記)
関連して「「原稿チェック」ができない新聞・テレビ、できる雑誌・Web。メディア特性について。」という記事も書きました。時間のあるときにぜひ参照してみてください。

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本記事の執筆者は中野ケイです。編集者・ライターやその他いろんな仕事をしています。

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