本記事では、このサイトの管理者で、主な執筆者である中野慧のプロフィールと仕事履歴について紹介します。
中野 慧(Kei Nakano)プロフィール
編集者、ライター。1986年生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒、同大学院社会学研究科修士課程中退。2013年からPLANETS編集部で雑誌、Webメディア、書籍、映像コンテンツの企画・編集、2018年からは株式会社LIGで広報と兼任でオウンドメディアやPRコンテンツ等の制作に携わり、2021年からフリーランスです。現在は、PLANETSで「文化系のための野球入門」を連載中です。<Twitter: @yutorination/Facebook: kei.nakano21 >
雑誌、Webメディアではこれまでに「サイゾー」「プレジデント」「朝日新聞デジタル」「Tarzan」「ダ・ヴィンチ」などでも執筆を行っております。
企業のオウンドメディアでは、株式会社LIGの「LIGブログ」、テアトルアカデミーの「テアトルロード」、長野県信濃町の地方創生サイト「ありえない、いなかまち。」、その他多数のWebサイトの企画・編集をしました。また、NPO法人ZESDAの情報発信支援なども行っております。
連絡先
お仕事のご依頼等は、下記メールにご連絡いただければと思います。
kei.nakano21■gmail.com(■を@に変えてください)
これまでに構成・編集を担当した書籍
書籍のライティング、編集も多く手がけています。カルチャーから政治・国際問題、イノベーションまで、いろいろな分野の書籍構成・編集ができます。
- 永井陽右『共感という病:いきすぎた同調圧力とどう向き合うべきか?』かんき出版、2021年
- NPO法人ZESDA、研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会『Producership プロデューサーシップのすすめ:AI 時代にヒトが価値を 〈紡ぐ〉 ために』紫洲書院、2021年
- 石岡良治『現代アニメ「超」講義』PLANETS、2019年
- 猪子寿之・宇野常寛『人類を前に進めたい チームラボと境界のない世界』PLANETS、2019年(※一部構成)
- 市川哲史・藤谷千明『すべての道はV系へ通ず。』シンコーミュージック、2018年
- 宇野常寛『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』朝日新聞出版、2018年
- 橘宏樹『現役官僚の滞英日記』PLANETS、2018年
- 中沢新一・遠藤雅伸・中川大地『ゲームする人類―新しいゲーム学の射程』明治大学出版会、2018年(※一部構成)
- 根津孝太『カーデザインは未来を描く』PLANETS、2017年
- 落合陽一『魔法の世紀』PLANETS、2015年(※社会科学分野の監修)
- 浅子佳英, 宇野常寛, 門脇耕三 『これからの「カッコよさ」の話をしよう』KADOKAWA、2015年
- 宇野常寛, 萱野稔人, 小林よしのり, 朴順梨, 與那覇潤『ナショナリズムの現在――〈ネトウヨ〉化する日本と東アジアの未来』朝日新聞出版、2014年
- 宇野常寛(編)『静かなる革命へのブループリント』河出書房新社、2014年
- 宮台真司(編)『「絶望の時代」の希望の恋愛学』KADOKAWA/中経出版、2013年
- 常見陽平『ちょいブスの時代〜仕事と恋愛の革命的変化』宝島社、2013年
著名人・クリエイターの取材記事例
Webで読めるものを中心に、おすすめの記事をいくつかご紹介します。
『電波少年』などを手掛けた日テレ・土屋敏男プロデューサーへのインタビュー(LIGブログ)
こちらはクリエイターインタビューとしてはけっこう気合いの入ったものです。読者からもクライアントからも、とても良い評価をもらえました。少し自分が前に出るタイプの記事です。
『ポケモンGO』などを手掛ける米ナイアンティック社・川島優志副社長へのインタビュー(Tarzan Web)
こちらは米ナイアンティック社で、ジョン・ハンケの右腕として知られる川島優志さんへのインタビューです。Tarzanではこういったちょっと変わり種の企画をやったりしています。
「平成仮面ライダーシリーズ」の白倉伸一郎・武部直美両Pと鈴木福さんの鼎談(テアトルロード)
テアトルアカデミーのオウンドメディア「テアトルロード」での特集記事で、これも大ボリュームです。平成ライダーシリーズの「創業者」ともいえる白倉・武部両Pと鈴木福さんでライダーについて語るというもので、クリエイターインタビューと著名人インタビューを合わせたような企画になっています。
社会学者・宮台真司さんへのインタビュー(プレジデント)
こちらは社会学者の宮台真司さんへのインタビューをもとに語りおろし形式に構成した記事です。なかなか刺激的なタイトルなこともあり、Webに転載後には大変話題になりました。とはいえ、なかなか本質的な内容になっているのではないかと思います。
女優・声優の小林星蘭さんインタビュー(テアトルロード)
子役として知られ現在では女優・声優として活躍する小林星蘭さんへの取材です。小林さんは取材時は高校二年生とめちゃくちゃ若い(!)ですが、こういったタイプのものもやります。もっとも、小林さんは10代ながらものすごくしっかり喋れる方なのですが。
作家・菊池良さんへのインタビュー(LIGブログ)
こちらは「世界一即戦力な男」として話題を巻き起こし、大ヒット作『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』などの文化批評×おもしろ本を執筆されてきた菊池良さんのインタビューです。クリエイターインタビューとしてしっかり掘り下げるタイプのものです。たたオウンドメディアの性質上、またも自分がちょっと前に出てきている感じのものになっております。
スポーツ・野球・身体関連の取材
クリエイターや著名人の方のインタビューもしますが、それと少し違う路線として、スポーツ、野球、ヘルスケア、身体文化なども関心が深いため、いくつかやっております。
元東京ヤクルトスワローズ監督・古田敦也さんへのインタビュー(PLANETS)
こちらは雑誌「PLANETS vol.9 オルタナティブ・オリンピック・プロジェクト」に掲載されたもので、一般のスポーツジャーナリズムとは少し違う角度から「スポーツと私たちの関係」を問い直すものになっています。実はWebでも読むことができます(リンクはこちらへ)。
”筋肉博士”こと東大・石井直方教授へのインタビュー(朝日新聞デジタル&M)
“筋肉博士”として知られる東大の石井直方教授に、「筋トレで頭が賢くなる可能性がある!?」というちょっとおもしろ系の切り口でお話を伺った記事です。この内容は、実はなかなか興味深いのではないか、と思っております。
体育学者・中澤篤史さんに「部活問題」について訊いたインタビュー(PLANETS)
こちらは部活問題の研究者、体育学者で現在は早稲田大学スポーツ学術院の中澤篤史准教授へのインタビュー全3回シリーズです。「そもそも部活文化とは何なのか?」「スポーツは本当に人間形成につながるのか?」といった点を聞いていて、個人として「文化系のための野球入門」連載を書く上でも、とても勉強になった取材でした。
『洲崎球場のポール際』著者、ノンフィクション作家の森田創さんへのインタビュー(PLANETS)
こちらもPLANETSで、ミズノスポーツライター賞受賞作『洲崎球場のポール際』著者の森田創さんと、戦前・戦後の野球文化について語った全3回のインタビューシリーズです。こちらも今までの野球文化の語り方とは違う角度・切り口になっているのではないかと思います。
「世界睡眠会議」の鍛治恵さん・三浦敦さんに快眠のコツを訊くインタビュー(LIGブログ)
こちらもちょっと変わり種ですが、世界睡眠会議というユニークな「場」を組織する鍛治恵さん・三浦敦さんに、「快眠の方法」「睡眠文化とは?」を訊く、という記事です。正直、全然話題にならなかったのですが(泣)、でも内容はなかなかに面白いと思っております。
その他、個人的に気に入っている過去の企画・記事
PLANETSメルマガは創刊時からけっこう変わった企画をやっていて、自分の関与度が高く、今でもけっこういいなと思う内容のものを列記しておきます。
振り返っていって思ったのが、ファッション、2.5次元、東アジアみたいなテーマのやつが自分としても面白い気がしました。ライターの稲葉ほたてさんと一緒に企画したものも多いです。途中から有料のものがほとんどですが、お暇なときにでも興味のあるものを見ていただけたら幸いです。
- 音楽フェス、都市型バーベキュー、フリークライミング――〈アウトドア〉は社会をどう変えたのか(アウトドアカルチャーサイト「Akimama」滝沢守生インタビュー・後編)
- 「2.5次元って、何?」――テニミュからペダステまで、「2.5次元演劇」の歴史とその魅力を徹底解説
- ソーシャルネット時代のリアリティと「イスラム国」――日本人は”ヤツら”とどう向きあうべきなのか(軍事評論家・黒井文太郎インタビュー)
- 駒崎弘樹×荻上チキ「政治への想像力をいかに取り戻すか――2014年衆院選挙戦から考える」
- 「日常着としてのアウトドアウェア」はなぜ定着したのか? ――アメカジの日本受容と「90年代リバイバル」から考える(BEAMSメンズディレクター・中田慎介インタビュー)
- 「山スカート」はなぜ生まれたのか? アウトドア誌「ランドネ」編集長・朝比奈耕太に聞くファッションとライフスタイルの接近
- いま〈世界の全体性〉を記述できるメディアとは――「業界人幻想」のテレビ、「総合芸術」のゲーム、「他人の人生の代理体験」としてのアイドル(【対談】吉田尚記×宇野常寛『空気の読め(読ま)ない男たち』)
- 弱者なら「守り抜く」のではなく「打って勝て!」――高校野球文化と「散る美学」(『砂の栄冠』完結記念・三田紀房インタビュー)
- 人間の「伸びしろ」を測定することは可能か? ――統計学的思考の教育への応用可能性 鳥越規央(統計学者)×藤川大祐(教育学者)
- 2次元と3次元の狭間にあるもの――『テニミュ』が生み出したリアリティ(アニメ&ミュージカルプロデューサー 片岡義朗インタビュー)
- 音楽史の中の「カゲロウプロジェクト」――柴那典×さやわか×稲葉ほたてが語るボカロシーンの現在
- なぜアイドルにはステージが必要なのか?――濱野智史×真山緑が語る現代アイドル文化の最前線
- 東アジアのネット受容を探る――社会学者・張彧暋に「香港的インターネット」事情を聞いてみた
- ありきたりの「ファスト風土」論にはもう飽きた!「新しい郊外論」のためのマスタープラン――國分功一郎×濱野智史『常磐線から考える』
- 統計学者・鳥越規央インタビュー(前編)「セイバーメトリクス以降の優雅?で感傷的?な日本野球
- 「2020年までに日本人が獲得すべき〈楽しみの哲学〉とは?」 哲学者・國分功一郎(+濱野智史)インタビュー
- 2020年、押し寄せる大量の中国人観光客にどう対応するか? 6年後の東京に迫られる課題 ――社会学者・張彧暋(チョー・イクマン)インタビュー
- 都市生活とスポーツの融合が生み出す”新たなライフスタイル”とは!? ――「アメリカ生まれのスポーツショップ」オッシュマンズを取材してみた
- 東洋の〈個人〉の在り方に根差したアートのかたちとは——?「初音ミクの生みの親」クリプトン・フューチャー・メディア伊藤博之インタビュー
- “ネット以降”の日本の政治文化はどこへ行く? 乙武洋匡×宇野常寛『PLANETS vol.9』スピンオフ対談
本記事は、2022年1月23日に更新したものです。実は更新作業が地味になかなか大変なのですが(……)、ときどき更新できたらと思います。(了)