私はいかにして即レッサーの神となったのか

■即レッサーとなった経緯

最近、知人たちと連絡を取るとき、鬼神の如き速さでレスがあるので、中野暇なんじゃないか説が囁かれているとかいないとかですが、現実には、そんなに暇というほどでもないけど忙しくもないという感じです。

僕はいつだったか、「連絡はなるべく即レスにしよう」と決めた瞬間がありました。きっかけは多分、いろんなイベントごとの幹事役をやるようになったからだと思われます。
中学〜大学ぐらいまで部活やゼミなどではまともに幹事的な役回りを引き受けたことがありませんでした。当時はいわゆるタダ乗りクソ野郎であり、なんとなくメールに返信するのが面倒臭く、けっこう後になって嫌々返していた記憶があります。
しかし大学の部活が終わったあたりから何となく飲み会やサークル的活動の幹事的な役割をよくやるようになりました。そのときに思ったのが、身も蓋もない言い方ですが「レスの遅い奴は面倒くさい」ということです。当然ながら、幹事をたくさんこなすようになって初めて「自分のしていたことが幹事役にとっていかに迷惑だったか」に気付き、深く反省しました。なのでそれ以降、自分が幹事ではないときもなるべく即レスを心がけるようになりました。

もうひとつは20代後半になってやっとまともに仕事するようになって、いっぱいメールが来るのでメール処理だけでけっこう大変であり、原稿書いたり直したりインプットしたり何かメモ書いたりとかのクリエイティブ的な時間がなかなか取れなくなったことがありました。

そんななかで幾つかの気付きに至りました。
まず、誰かからメールが来たとき、返さずにほっぽっておくとストレスが溜まるということ。メールを出し終わるまでは、「どういう風に返そうかな」とかを頭の片隅で考えてしまっているわけです。かといってそうやって溜めておいて自分にいいことがあるかというと、どうもそんなこともないらしい。なのでちゃっちゃと片付けるほうがストレスフリーな人生になるというわけです。
だから連絡系のタスクは、一日のなかで午前中〜お昼にまとめてガーッとやることにしています。メールが来たら逐一時間を置いて返すよりはよっぽど時間の節約になります。

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▲佐藤可士和『佐藤可士和の超整理術』(日経ビジネス人文庫)
こういう効率化のための参考になります。佐藤可士和さんは簡単に言うとなんでもシンプルにしちゃう人で、「シンプル厨」と言っても差し支えないのではないかと思います。書影からしてすでにシンプルなのがわかると思います。

あと、メールが来たら即返す(即レス)って最初はなかなかできずに何時間もかかってしまったりするんですが、やっているとだんだん筋トレみたいに上手くなっていくんですね。逆に、即レスを心がけないと連絡系だけで一日が終わってしまうということがあります。

■とりあえず、よく使う文章は辞書登録しとく

即レスのための細かなポイントはいろいろあって、僕はメールもLINEもFacebookメッセンジャーも全部パソコンに専用アプリを入れていて、なるべくキーボードで打つようにしているんですが、定型文はGoogle日本語入力の辞書登録ですべて出るようにしています。これはiPhoneにも同じように登録しています。

例)
「お疲れ様です。◯◯です。」→「おつ」で出るようにする
「お世話になっております。◯◯社の××です。」→「おせ」で出るようにする
「お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。」→「おて」で出るようにする

登録がちょっとだけ面倒くさいですが、これをやっておくだけでかなりの時間が節約できます。基本的なことだとは思うのですが、意外とやっていない人が多いみたいなので。

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▲佐藤可士和『佐藤可士和の打ち合わせ』(ダイヤモンド社、2014年)
これもけっこう参考になります。『超整理術』と合わせて読んでみるのがオヌヌメです。

■テキストのやりとりでは丁寧な日本語を使う(=ツンデレ効果)

特に即レスの神となってから思うのが、基本的に即レスするときには「何も考えずに返す」わけですが、実はあれこれ考えるよりも即レスのほうが物事が進みやすいということもあるのではないか、ということです。誰かに余計な気を使わず、すべて事務的に返す、ということです。
最近思うのが、歳上だろうが歳下だろうが関係なく丁寧な日本語(敬語)で返すと早い、ということです。「上司だから気を遣おう」「この人は歳下だから、くだけた文面でフランクな雰囲気を出そう」などと考える時間ですらムダなように思います。くだけた雰囲気は会ったときに出せばよし。そもそもメールでいろんなニュアンスを出すというのはたいへん高度な日本語力が必要になり、一流の作家とかでないとできないことではないか、と僕は思います。
メールの文面であれこれニュアンスを出そうとしすぎて、実際に会ったときに何か変な感じになる、というのは多くの人が経験していることではないでしょうか?
普通に考えて「メールではそっけなかったのに、会ったときにはフレンドリー」というのが一番人間らしく感じられるような気がします。オタク文化で言うところのツンデレです。

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▲DaiGo『自分を操る超集中力』(かんき出版、2016年)。
似たような参考文献です。メンタリズムは僕も怪しいと思うのですが、この本はライフハック厨でもあるDaiGoのノウハウがものすごい詰まっていて、トータルな生活設計の参考になります。

■基本は即レス

ただし、返信の際に注意を要すると思ったものは置いておきます。これは逆に「寝かせる」ことで、頭の片隅で時間をかけて最適な返事を考えるようにしているわけです。

ちなみに、YUIが「CHE.R.RY」のなかでこう言っています。

返事はすぐにしちゃ駄目だって
誰かに聞いたことあるけど
駆け引きなんてできないの

これに対して「それは危険すぎるぞ!」と警鐘を鳴らしたのが、ドラマ『私 結婚できないんじゃなくてしないんです』の原作となった水野敬也氏の『スパルタ婚活塾』において提唱された、「AKKKNM理論」です。
詳しくはリンク先をご参照ください。
スパルタ婚活塾 第11講 「AKKKNM理論」|水野敬也オフィシャルブログ「ウケる日記」

でも、現実の仕事や私生活などの連絡タスクにおいて、そんな重要なやりとりなんてほとんどないので、原則として「連絡は即レス」で筋トレを繰り返し、即断即決の癖をつける。それと「誰に対しても丁寧な日本語で」。これでよかろうと思うわけです。結局は「基本的に即レス」を守っているからこそメリハリがつくのではないかと思います。
今回はエッセイ的にいろいろ書いてみました。こういった連絡処理のノウハウについて、皆さんはどう思いますか? と投げかける感じで終わっておきます。

(おわり)

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